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ひつじの日常

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2010年06月15日
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小惑星探査機の「はやぶさ」が地球に資料サンプルを送り届けた後、大気圏で燃え尽きました。

以前からネット上では7年間の軌跡に対する称賛があふれていましたが、最後の最後まで危機の連続で、ドラマを見るような感動に浸った方も多いのではないでしょうか。

JAXAやメーカーの技術者には若い方も多く、年齢の近い関係者の活躍を知るとますます身近に感じてくるから不思議です。

写真は、はやぶさが大気圏に突入する直前にわざわざ機体を反転させて撮った地球の姿です。これがカプセル射出後の、はやぶさ本体としての最後の仕事になったわけですが、ここで地球の写真を撮る必然性は多分無いのにも関わらず、外宇宙航海用のイオンエンジン使ってまで撮影をさせたスタッフのロマンが伝わり、つい感情移入してしまいました。

(読売新聞によると、「イオンエンジンの推進剤を直接噴出」して機体を回転させてそうです。これは本来の使い方ではないのでしょうが、はやぶさではこういったアイデアに満ちた対処が数多くあり、これがまたこのプロジェクトをドラマチックに演出することになりました。)
yomiuri online http://osaka.yomiuri.co.jp/science/news/20100614-OYO8T00279.htm?from=sub

少し大きな画像はコチラ

ところで、JAXAの関係者のブログに、「駒場、チリ、豊山、土岐、守屋、内之浦」という記事がありました。(2010年6月13日 記事:サイエンス・チーム 高木靖彦先生/愛知東邦大学))豊山町は私が今住んでいる町です。

そこから豊山町に関する記事を少し。

引用>

「時」が来るといえば、土岐や豊山(名古屋空港)でのサンプラー実験も思い起こされます。

名古屋空港に隣接する工場に本拠を置く航空会社の小型機を使って、パラボリック飛行による微小重量環境でサンプラーの実証実験を行ったのは1998年6月のことでした。

関係者の中で一番近くの機関に所属する者ということもあり、藤原さんが中心となった実験チームに加わり、講義の合間に豊山町の工場まで約2週間通いました。

なにせ飛行している航空機のキャビンで火薬を燃焼させて弾丸を発射する実験ですから(もちろん実験は全てチャンバー(真空容器)の中で行い、弾丸がチャンバーの外に飛び出すことは絶対にありませんが)、法律的な問題等クリアしなければならない事も多く、相当に厄介がられた事は覚えています。

しかし、パイロットを初めとするスタッフ皆様のご協力によって実験は成功しました。微小重力下ならば、弾丸によって飛び散った破片をホーンを使って収集できることを実証できたわけです。

引用終わり>

実験の内容の凄さもさることながら、このプロジェクトが7年前の打ち上げよりもっと前から地道な努力によって続けられてきたことが分かります。

記事では25年前の「小惑星サンプルリターン小研究会」から紹介されているので、四半世紀もの歴史があるのですね。

「小惑星サンプルリターン小研究会」の始まりの頃の様子はこちらのインタビューで読むことが出来ます。

CBCラジオの朝の番組で多田さんが良く紹介されるので知っていたんですが、JAXAは、国際宇宙ステーションの各地での観測可能情報をこまめに配信しており、ウェブでの発信もすごく好印象ですよね。

ISS(国際宇宙ステーション)が、いつ、どの方角に見えるかという情報を掲載しています。
http://kibo.tksc.jaxa.jp/

連日の報道に、なんだか、感動してしまいました。

今年は年末にキムタクの宇宙戦艦ヤマトも上映予定だし、宇宙への関心が高い子どもたちが夢とロマンを心に抱いて次世代の技術者、科学者に育ってくれるんじゃないでしょうか。

日本もまだまだ捨てたもんじゃ無いですよね。








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最終更新日  2010年06月15日 12時56分28秒
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