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ひつじの日常

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2011年01月28日
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先日、建築士どうしの会話の中で「ペアガラス」のすりガラス(業界では型ガラスといいます)はどちらの面にくるのか、ということが話題になりました。

建築主の奥様曰く「すりガラスのざらざら面が外だと汚れがひどくならないか」という、指摘というか疑問というか、そこが気になるのよね!という話が打合せの中であったそうです。

調べてみると

1.外気面・・・・・・すりガラスのツルツル面
2.すりガラスのざらざら面は中空層側
3.室内側・・・・・・透明ガラス

ということを教えてもらいました。

理由は、やはり奥様が言うとおり、汚れ対策みたいですね。

ただ、同席した建築士が心配したように、密閉という点では問題があり、
ザラザラ面が内側では性能劣化の危険があり、実際にクレームを点検してみると
スペーサーやシールの密着不足が原因のこともあるそうです。 中空層の空気が移動すると断熱性能が落ちるのでしょうね。密閉されていることが大事なんですね。

■ペアガラスの内部結露

サイトを調べると、ペアガラスの2枚のガラスのシール部分は劣化することもあり、水分(水蒸気)が入り込んで内部結露を起こすこともあるそうです。

これはスリガラスの話と特定していないので、透明ガラスだけのペアガラスでも起こり得る話なんでしょう。

AGCグラスプロダクツ株式会社
http://www.agc-gp.co.jp/KNOWLEDGE/vol2.html


■シールの劣化

日本板硝子のカタログから抜粋

複層ガラスの封着部は有機材料によってその機能を保っている関係上、寿命のある製品です。その機能を長期間保つためには、施工方法が重要な要因となりますので、複層ガラスの標準施工に示す必要な最小値、および下記の注意事項をお守りください。(この項も含めて全部で12項目記載、以下略)



ちなみに
■中空層の厚さについて。

中空層は通常6mmと12mmの厚さがあり、12mmのほうが断熱性能に優れています。

それ以上の厚さになると空気の対流が生じるため断熱性能は変わらなくなります。また、遮熱の性能値は中空層の厚さの違いによる差はほとんどありません。


日本板硝子 http://glass-wonderland.jp/shurui/fukusou.html

中空層は12~15ミリ以上になると中空層内の空気が動きはじめます。
この空気の動きによる熱移動現象を対流伝熱といい、熱移動量が一定量となるため、
断熱性はそれ以上向上しません。
一般的な空気層の最大厚みである12ミリは、ここからきているのです。


AGCグラスプロダクツ株式会社
http://www.agc-gp.co.jp/KNOWLEDGE/vol4.html









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最終更新日  2011年01月30日 08時57分21秒
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