ひつじの日常

写真は、リフォーム現場での左官屋さん。職人さんが古いじゅらく壁を剥がしています。

先代の残したこの家の和室は、真っ黒。ちょっと雲母が入って見方によっては夜空のようなんですが、部屋全体が暗い。とにかく暗い(*^_^*)。
ということで、今回のリフォームを期に明るい色に塗り直しです。

職人さんは、現在のじゅらく壁に水を含ませてからスクレーパーで掻き落としています。
水に粘度を持たせるのは「カベトレール」（笑）。これを水に混ぜると糊状になって塗りやすくなります。で、ふやかしてから、じゅらく壁を剥がし落とします。




室内の壁はだいたい左官仕上げにするんですが、LDKはしっくい仕上げです。　でも　納戸はビニールクロス張り。ここら辺は予算の範囲内でメリハリを付けて現場にお願いしています。



工夫はするんだけど、皆様　案外　出来上がってみると　しっくい　とビニールクロスの違いが分からないらしいです。いいのか悪いのか分からないけど・・・。

建築士は、ただ設計するだけでなくて、工事費の調整も仕事のひとつです。




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