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ひつじの日常

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2015年01月05日
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カテゴリ:断熱性能


窓の断熱性能を上げるには、アルミサッシより樹脂製サッシのほうが熱が逃げにくくて良いのですが・・・火に弱いという弱点があります。

もっともアルミだって熱に弱い素材ですが・・・。

断熱性能が良いことが分かっていながら、日本で樹脂製サッシが普及してこなかった理由のひとつに「防火性能」も有ると思います。

日本では、主に市街地で防火措置の必要な地域が定められており、そこでは網入りガラスの入った「防火設備」の認定を受けたサッシを取り付ける必要があります。
この認定を受けるための試験は高額なんだそうですね。天下り団体が行なう試験は大企業といえどホイホイ依頼できない金額だと聞きます。
いわんや 木製サッシを制作しているような中小企業にとっては、なかなか認定のハードルが高いようです。

そーいう訳で、断熱性能が高く、かつ防火性能が高いサッシ というのがなかなか出ません。
と、いうことは、市街地では断熱性能の高い高性能サッシは採用できない、ということになります。

なぜなら

防火性能 : 建築基準法に規定があり、防火地域では必ず採用しなければいけない。

断熱性能 : 建築基準法に規定がなく、採用するかどうかは 建て主の任意。

だからです。

一応 各社対応商品を発表していますが、断熱性能は各社の最高性能品におよびません。
トリプルガラスの防火設備、クリプトンガス入りの防火設備 が無いからです。

二大メーカー意外にも国内メーカー、輸入サッシに色々な商品が出ています。
∪値 0.78W/m2・Kなんて高性能を望まず、そこそこのレベルで良ければ結構 防火&断熱 の製品が有るようです。

今後はそういった製品が次々と出てくると思います。


防火&高断熱のサッシの例
APW330防火窓
YKKap
sec02_img13.jpg





加藤一高建築設計事務所/丹羽かずたか
http://kato-kazutaka.com/











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最終更新日  2015年01月05日 13時33分12秒
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