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テーマ:タイ(3327)
カテゴリ:タイ語
「海」のタイ語、「タレー」の声調は、
/ thalee と thalee 平声+平声 高声+平声 のどちらなのか? 前回頂いたコメントを参考にしながら私なりの考えを書こうと思います。 私の拙い言語関係の知識で書きますゆえ、このブログを読んでくださっている 日本語教育界の皆々さま、どうぞお手柔らかに(笑) まずは、日本語のこんな例で説明したいと思います。 「映画」 はい。この単語です。標準語、というか東京方言では普通、 「エーガ」 と読みますよね。元々は「エイガ」だったのが、楽して発音するために 「エーガ」に変化したんでしょう。 でも次のような時・・・ 【電話での会話】 A:明日エーガを見ようよ。 B:何を見るって? 周りがうるさくてよく聞こえないよ! A:だから、「エイガ」だって!! 丁寧に言う場合、はっきりと伝えたい場合などには、こんな感じで 「エイガ」と仮名どおりに読むこともあります。 タイ語(標準語)の「タレー」もこれと同じことなんでしょう。 つまり、元々は綴りどおり「高声+平声」だったのが、楽して発音するために 「平声+平声」に変化したと。5つの声調の中で一番楽に発音できるのが 平声だからです。 普段の会話では「平声+平声」。 丁寧に発音する場合は、綴りどおりの「高声+平声」なんだと思います。 でも普段の会話中で「高声+平声」で発音すると違和感を感じる場合もあると。 そんなわけで、一応どちらも正しい発音なんですね。 で、Pumpuiさんからご指摘のあったこの「短母音・末子音なし」の平声化の ルールですが、すみません。そこまでは分かりませんでした…(汗) でも「楽して発音できるか」どうかが、多分ポイントになるんだと思います。 一例を挙げると、「サソム」(収集する)は、 『簡約タイ語辞典』松山納 では「平声+上声」ですが、 『タイ日大辞典』冨田竹二郎では「低声+上声」になっています。 他のサアート、サドゥアック、サパーン、サドゥーなどは 「平声+○声」になっているにも関わらずです。 まあ、どちらも正しいんでしょうけど、あえて冨田辞書を支持したいです。 後に上声が続く場合には、綴りどおりの低声から渡った方が楽だからです。 上声は、やや低いところから始まりますもんね。 うわっ、まだ書きたいことの3分の1しか終わってませんよ! 長くなってしまったので続きはまた次回で! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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