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テーマ:タイ(3327)
カテゴリ:タイ旅行記
集会所らしきところから養殖池の中央を横切るように伸びている歩道へ。
その真ん中に、これがあります。 バーン・クンサムットチーン 0 バンコク 19 タイ湾 0.500 うーん、謎めいた数字だなー。 0=バーン・クンサムットチーンから0km 19=バンコクからの距離 0.500=海抜 …かな? 右側の面には バーン・クンサムットチーンへようこそ。 と。 街道沿いに立っている道標を模しているんでしょうね。 観光客向けにこんなものまで作っているのが、ちょっと意外でした。 養殖池の岸側を眺めてみます。 この右側にさっきの集会所があり、左の並びに建設中の中国廟が。 後で分かったことなのですが、アユタヤ時代、中国からのジャンク船が アユタヤへ向けチャオプラヤー川を遡上する前に、この地で停泊して 積み荷の商品を一旦陸揚げしていたんだとか。 そんなことから住みつく人が出てきて、バーン・クンサムットチーンの 集落ができたんだそうな。 それで中国廟があるワケなんですね。 さらには地名にチーン(中国)とついているのもそういうことですか。 ボーッと景色を眺めていると、 「そっちはサーラー(ホール?)だよ! こっちはサーンジャオ(中国廟)だ!」 とのおばさんの叫び声が。 ん? 左の方から聞こえてきましたが、姿が見えません。 声のした方へ向かってみますか。 中国廟の裏へと歩いて行くと簡素な売店があり、声の主のおばさんと30代男性が。 ミュージアムはどこでしょうか? 私はニコニコしながら尋ねてみました。 ここですよ。どうぞ。 男性が指し示す方向には、 おぉ、なかなか立派な建物ではないですか。 「バーン・クンサムットチーン地域ミュージアム」との看板がかかっています。 くだんの男性について行くと、おもむろに扉の鍵を開けてくれました。 なんと、責任者さんだったんですね ^_^;) では、お邪魔します。 まず目に飛び込んできたのは、大量の割れた中国陶磁器。 「全て沖合から引き揚げられたものです」 男性が解説もしてくれます ^^ 昔、ジャンク船に積まれてきたものなんですね。 バラストとして積まれて来て廃棄されたのか、はたまた船が難破したのか…。 男性がガラスケースに陳列された金属製の筒2本を指差して、 「これは日本軍の銃弾です。日本軍の工場で働いていた人から寄贈されました。」 なんと!! 薬きょうのようですね。機銃徹甲弾かな? こんなところで日本ゆかりの品に出会えるとは思いもしませんでした。 もしや、さっきのお坊さんのお陰かな。 さらには、 ラグビーボール状の特徴的なガラス瓶。 これは間違いなく、アンパワー水上マーケットへ行った際に触れた 「ナム・マネット」が詰められていた瓶じゃないですか! まさか実物をこの目で見られるとは思いもしませんでした。 しかもこの地で!! さらに奥に奇妙なモノを発見。 鼻緒のついた高下駄風のコレは、水の溜まったところを歩く際の履物なのだとか。 重くて歩き辛そうですね。 しかし見ていて昨年の洪水時のコレをつい思い出してしまいました ^_^;) おぉっ、こ、これは!! 「カブトガニです。」 この辺りにもいるんですか!? 「はい、います。」 そうなんだ!! でもまさか養殖池で養殖はしていませんよね? 「養殖池にはいません」と男性は苦笑い。 そりゃそうですよね ^_^;) 資料によると、バーン・クンサムットチーンの養殖池では、 エビ:バナナエビ、テナガエビ、ブラックタイガー カニ:マングローブ・クラブ、ワタリガニ 貝:灰貝、ムール貝(ミドリイガイ)、カキ 魚:スズキ、ボラ、ハタなど の養殖をしているそうです。 「写真や資料も見ますか?」 はい。 ついでですからぜひ見てみたいです。 男性とともにミュージアムを後にして、向かいにある建物へと向かいます…。 <交通費> 歩いただけなので:0バーツ ここまでの合計:131バーツ ※旅は2012年8月14日(火)に行いました。 つづく <参考資料> 『バーン・クンサムットチーン集落観光マニュアル』(タイ語) 『サムットプラーカーン県プラサムットチェーディー郡レームファーパー村 バーン・クンサムットチーン集落地域ミュージアム観光マニュアル』(タイ語) ※いずれもバーン・クンサムットチーン・ミュージアムで頂きました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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