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テーマ:タイ(3327)
カテゴリ:タイ旅行記
日本製ミカド型蒸気機関車の後ろに見える建物は、
国鉄の旧トンブリー駅舎。 ここに駅が設けられたのはラマ5世期の国鉄南線開業時ですから、 もうかなり長い歴史があります。その頃はバンコク・ノーイ駅という名称でした。 が、そのバンコク・ノーイ駅は太平洋戦争中に連合国軍の爆撃を受け 破壊されてしまいます。 目の前にある駅舎は、その後新たなデザインで建てられた2代目。 駅名も新駅舎開業に合わせてトンブリー駅に改称されました。 1950年のことです。 たしかに トンブリー駅 仏暦2493年 と書かれていますね。仏暦2493年=西暦1950年です。 赤レンガが美しいトンブリー駅でしたがチュアン政権時の1999年、 駅周辺改良工事のために800メートルほど先に新設した バンコク・ノーイ駅にターミナル駅としての機能が移転されました。 このトンブリー駅は切符発券のみで列車の発着はなくなったのです。 が、トンブリー駅周辺改良工事は重大な問題(ってなんでしょう?)が生じ結局頓挫。 宙ぶらりん状態になってしまいます。 2003年、タクシン政権はターミナル機能を再びこのトンブリー駅に戻し 列車の発着が復活しますが、それも束の間。 国鉄自体が、この一帯の土地をマヒドン大学シリラート病院医学部に委譲したのです。 2003年10月4日以降、ターミナル機能はバンコク・ノーイ駅に再度移され、 この駅に列車が発着する光景は見られなくなってしまいました。 ドアが一ヶ所開いていたので、中に入ってみましょうか。 昔の切符窓口ですね。 今はシリラート医学博物館(พิพิธภัณฑ์ศิริราชพิมุขสถาน)として使われています。 窓口のガラスには、 タイ語で「大人 150バーツ」 その下に「Adult 300 Baht」 と。おいおい、2倍かい -_-;) いずれにしても係員の姿が無いんですよ。いぶかしく思っていたら、 女性職員が外から入ってきて私を見るなり驚いた表情をしました。 「今日は休館日ですよ」 す、すみません。 タイのミュージアムって月曜日が休みのところがほとんどなんですよね。 でも今日は振り替え休日。それでも強引に休むのか。 営業してても300バーツは高いので遠慮しますが ^_^;) では、クローンラットマヨム水上マーケットに向かいましょうか。 船着場からまっすぐ伸びる路地に戻ります。 立派なゲートをくぐると、 先はロータリーになっていて、ソンテオがいきなりやって来ました。 運転席の屋根上の黄色い看板には、 ロッファイ タリンチャン水上マーケット ワット・チャーン・レック と。水上マーケット違い。これじゃ行きません。 何台かやり過ごしていると、 今度は白い看板のソンテオが登場。 白い看板には、 ロッファイ 南タイ協会 とあるのですが、運転席のガラス右側にある赤い看板には クローンラットマヨム水上マーケット ムーバーン・マハートタイ2 と。これだ! 一応運転手さんに行くか尋ねてから乗車。 時刻は、09:26。 シリラート病院、というか正確にはマヒドン大学シリラート病院医学部の 建物群を抜けます。近代的なビル群に昔ながらのソンテオが出入りしている光景が なんともタイ的だなと感じつつ揺られていくと、 ソンテオは現トンブリー駅前にわざわざ寄り、お客さんを拾います。 1999年に設けられた当時はバンコク・ノーイという駅名だったのですが、 2004年にトンブリー駅に改称されたのです。 国鉄の線路沿いには、粗末な小屋で営業する市場が続いています。 そこを抜け左折し、チャランサニッウォン通りに入ってビックリ。 高架鉄道の工事がもうこんなに進んでいたとは! MRTがバーンスーからチャオプラヤー川を越えてここまで伸びてくるんだとか。 本当に開業するんですね(笑) 初めて通る道が多く、興味津々に景色を眺めているうちに iPhoneのマップによるとどうやら目的地間近になったようで。 そろそろかなーとタイミングを図っていると、数人の乗客が降り始めました。 お、ここに違いない。私も降りましょう。 運転席で運賃7バーツを支払います。 クローンラットマヨム水上マーケットに到着! (↑グーグルマップで場所を示しておきます。) 時刻は、10:11。 所要時間45分か。意外とかかりました。 道の両側が水上マーケットのようですね。 でもメインな雰囲気を醸し出している左側から入ってみますか! <旅費交通費> ソンテオ:7バーツ ここまでの合計:10バーツ ※旅は2014年4月7日(月)に行いました。 <参考> ウィキペディア "สถานีรถไฟธนบุรี (เดิม)" ウィキペディア "สถานีรถไฟธนบุรี" つづく ※当ブログから1日旅の記事だけを抜粋し見やすくまとめたブログ 『タイ~バンコク周辺バス日帰り旅~』 もぜひご覧ください。 そちらのブログは左側の「旅ごとに見る」欄で旅名を選ぶと順を追ってお読みいただけます。 旅の参考になれば幸いです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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