|
テーマ:タイ(3327)
カテゴリ:タイ旅行記
サンクラブリーのバスターミナルにようやく到着したものの
時刻はすでに18時を回っています。 日が暮れる前にどうしても見ておきたいものがあるので やむなくバイクタクシーを利用することに。 サパーン・モーン(モン橋)に行けますか? 「15バーツ」 後ろに跨って急行しますよ~! バスターミナル前の通りを南へと進み、すぐにあるこの交差点を右へ。 道なりに突き当たりまで突っ走った後、右手の狭い急坂を下っていきます。 眼前に湖が見えてきました! 坂の下で停車。 目の前が橋の入口でした。 時刻は、18:12。 運賃を渡して、早速モン橋へ! 橋の維持費用募金箱の横を通り、橋の上に立ちます。 見てのとおり木で作り上げられた橋なんですよ。 ここサンクラブリーは、住民の大半がモン族。 そのモン族の心のよりどころワット・ワンウィウェーカーラームの住職だった、 ウッタマ僧侶の発案でモン族が力を結集して築いた橋なのです。 1年の歳月をかけて完成したのは1987年。 カオレーム・ダムが完成してから3年後のことでした。 左の眼下にはいかだの家屋が連なる集落が。 最近ではすっかり観光名所として定着したこのモン橋ですが、 昨年2013年7月28日、思わぬ事態が起こったのです。 上の写真の橋の先をよーくご覧ください…。 わかりましたでしょうか。 危なくないところまで寄ってズームで狙ってみます。 その日の18時半頃、3日間降り続く雨の影響で西方から濁流が押し寄せ、 橋の中間50メートルほどが倒壊してしまったのでした。 それまでは全長850メートルで、世界第2位の長さを誇る木橋だったのですが。 ちなみに第1位はミャンマーのウーベン橋だそうで。 両岸を繋ぐ生活に欠くことのできない橋のため、 竹を組んで急ごしらえされた橋がすぐ横に架かっています。 なんとももったいないことですよね。 早く修復して欲しいものですが、実はこの急ごしらえの竹橋とその横のいかだ集落が 橋に近過ぎるため、修復作業に着手できないのだそうで。 両方とも橋から遠くに移そうと協議が持たれたのですが、 橋から離れることで観光客からの収入が減ることを恐れたいかだ集落住民が反対。 頓挫したまま月日だけが経過している状況のようです…。 早く折り合いをつけて修復できるといいんですが。 まぁ、真ん中が崩れていても、それはそれで見ごたえはあるんですけどね。 橋の上から西を眺めると、 ちょうど山の向こうに日が沈むところでした。 日暮れまでに間に合って本当に良かったです! さて、戻りますか。 橋の向こう、丘の上に建つのはサームプラソップ・リゾートというホテル。 最初はあそこに宿泊しようかと思ったんですが、 全室からモン橋が見えるわけではないようなのでやめました。 よって、まだ今晩の宿は未定(笑) モン橋の手前左手に階段があって、 「竹橋への下り口」との掲示が。 んじゃ、竹橋を渡って対岸を見てみますか。 階段に続く土の斜面を下りたところに竹橋が。 足を踏み出すと、竹特有のみしっみしっという音が響きます。 湖面に浮いたかたちで架けてあるんですね。 歩く感触を楽しみ、崩壊箇所を眺めながら進んでいくと、 ふいに左手から子供の声で「船に乗りませんか?」と。 木橋ばかり見ていたので気にしてませんでしたが、 竹橋の左に船がいるではないですか。上の写真にも写ってますね。 船頭さんは小学生高学年ぐらいの男の子。 「30分で200バーツです」 ほぉ、でももう日が暮れちゃいますよ。 「まだ大丈夫です!」 てなことで…、 こういう展開とあいなりました(笑) 時刻は、18:21。 <旅費交通費> バイクタクシー:15バーツ ここまでの合計:315バーツ ※旅は2014年4月1日(火)に行いました。 <参考> ウィキペディア「ウッタマーヌソーン橋」(タイ語) 「Manager Online」2013年9月30日付記事(タイ語) つづく ※当ブログから1日旅の記事だけを抜粋し見やすくまとめたブログ 『タイ~バンコク周辺バス日帰り旅~』 もぜひご覧ください。 そちらのブログは左側の「旅ごとに見る」欄で旅名を選ぶと順を追ってお読みいただけます。 旅の参考になれば幸いです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[タイ旅行記] カテゴリの最新記事
|