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テーマ:タイ(3327)
カテゴリ:タイ旅行記
5大恋愛の神様の最後、ワット・テープモンティエンを
クリアするためには、ここを突っ切らないといけないのか。 でも無言でずんずん入って行ったら、 不審者扱いされかねませんよ -_-;) 右手に守衛室兼受付のような窓口があったので、 お寺に行きたいので入っていいですか? と許可を取ってみました。 守衛の男性は真顔のまま「いいですよ」と。 ちょっぴりビビリましたが、ひとまず安心。 飛び回る子供達の間を抜けて奥の建物へ向かいます。 今見かけるのは幼稚園児ばかりですが、 ここは幼稚園から小学校までの一貫校なんだそうで。 数段の階段を上がると、右手に 上階への階段が。 たしか上にあるはずなんですが、 ↑ 会議室への入口 って案内にはあるんですよね。 まあ上がればわかるか。 2階に辿り着くと、そこは広間でした。 そしてさらに 3階への階段があるんですが、 ドアに鍵がかかってます。 時刻は15:02。 ワット・テープモンティエンの参拝時間は、 6:00~12:00と15:00~19:30。 12:00~15:00の閉鎖時間は過ぎたはずなんだけど。 あとから上ってきた参拝者達と、変だねえなんて話していたら、 白装束の男性がやってきて鍵を開けてくれました。 2階の両端に3階への階段があるんですね。 参拝者さんの話によると右は女性用で左が男性用だけど、 あまり気にしなくていいとか。本当かなあ? サンダルをここで脱ぎ、 先に開けてくれた右の階段から上った3階はというと… 別世界が広がっていたのでした! ここがワット・テープモンティエンか。 ヒンズー寺院ですね。 1969年6月11日の落成式には、プミポン国王夫妻も 式幹事としてここへいらっしゃったのだそうです。 インドのルンピニー、ブッタガヤ、サルナート、クシナガラの土や、 ガンジス川など代表河川の水が、霊験を高めるため、 寺院内に収められているんだとか。 赤絨毯敷きの広間の中央に安置されたご本尊は、 維持神ヴィシュヌとその妻ラクシュミー。 ヴィシュヌは、伊勢丹前のトリームーラティ像(三神一体像)の 三神のうち一神。 ラクシュミーは、ゲイソンプラザ4階のラクシュミー像と同じ。 そうか。夫婦揃っているから強力な恋愛の神様なんですね。 ちなみに神前に賽銭箱らしきものがありますが、 私はただ座ってお参りするだけにしておきました ^_^;) 広間の壁伝いにヒンズー神像や偉人らしき肖像画が 色々並んでいるので見て回ってみますか。 左はこれもトリームラティの一神、創造神ブラフマーです。 右のさらに顔だらけの神様は・・・どなたでしょう? ^_^;) こちら、虎顔の台座に胡坐をかく白髭の男性は、 紀元3世紀にインド叙事詩ラーマーヤナを著した 詩人ヴァールミーキだとのこと。 人の姿でないので異彩を放つこの神像は、女神サティー。 このサティー、父がトリームラティの残る一神、破壊神シヴァを 嘲ったことから責任を感じ自ら火に飛び込み死んだのだそうで。 しかしその後ウマーテーウィーに生まれ変わり、 シヴァ神の妻となったのでした。 あれ? ウマーテーウィーといえば、 ワット・ケークのご本尊ではないですか。 なんのことはない。最初のメーナーク廟以外の4か所、 ・伊勢丹前のトリームーラティ像 ・ゲイソンプラザのラクシュミー像 ・シーロムのワット・ケークのウマーテーウィー像 ・ワット・テープモンティアンのヴィシュヌ・ラクシュミー像その他 は、全てヒンズー神話でつながっているんですね。 他にも興味深い神像や肖像画が並んでいるんですが、 とても紹介しきれません。 中央に戻ると、 檀上に座る司祭…バラモンって言うんですよね? がいかにも裕福そうな男性から何やら乞われ、 穏やかに教えを授けていました。 静かでいいところですよ。 また来てヒンズー神像をのんびり眺めてみたいな。 ではワット・テープモンティエンを後にしますか。 上ってきた階段を下ります。途中に こんな壁画があるの、さっき気がつかなかった ^_^;) 「クリシュナとアルジュナ」と説明があります。 いずれもインドの神話や叙事詩に登場する英雄の名。 最後までインドの神話世界にどっぷり浸かったお陰で、 インドの神様や神話に初めて親近感を感じることができた気がします。 おっと、ワット・テープモンティエンの場所を お知らせしておきますね(グーグルマップ)。 <旅費交通費> 歩いただけなので:0バーツ ここまでの合計:124.5バーツ ※旅は2015年7月23日(木)に行いました。 <参考> siamganesh.com "วัดเทพมณเฑียร" つづく ※当ブログから1日旅の記事だけを抜粋し見やすくまとめたブログ 『タイ~バンコク周辺バス日帰り旅~』 もぜひご覧ください。 そちらのブログは左側の「旅ごとに見る」欄で旅名を選ぶと順を追ってお読みいただけます。 旅の参考になれば幸いです。 ★★★お薦めのタイ語学習書です★★★ ◇ 初 級 ◇ 『あなただけのタイ語家庭教師』国際語学社 ◇ 中 級 ◇ 『中級タイ語総合読本』白水社 ◇ 上 級 ◇ 『タイ語上級講座読解と作文』めこん お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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