きのうのこと。
昨日わたしはうちのマキバの羊飼いたちや子羊たちととあるマキバを見に行った。俗に言う「企業見学」ってヤツね。運転はアルムおんじ。一番最後に車に乗り込んだ私と子羊のメアリは必然的に一番後ろのシートに。出発が遅れたせいで、おんじは必死で車を飛ばした。ワゴン車の後ろはバンバン跳ねる。後ろのサスが弱いんだよ。これがT社の欠点なんだよな。うっぷ。こりゃ酔うぜ。私は電車では必ず進行方向に向かって座る。そうじゃないと酔うからね。子供のころは、バスにすぐに酔った。どうもあの停滞した空気が辛いんだよな。なもんで、子供のころはビニール袋は必携。見学旅行が近づくと、必ず母から放課後はブランコに乗り続けて揺れに慣れるようにと厳命が下ったものだ。今では少しはましになったけど油断は禁物な私。それでも何とか耐えられる状態だったがメアリは普段は自動車すら乗らない子だった。たった40分の道のりだったがかなり危険な状態。ああ、誰か、トラベルミン プリーズ。でも只でさえ遅れがち必死で飛ばすアルムおんじにちょっと停めてともいえず「もうすぐ着くからね」とメアリに言い聞かせるのみ。それなのに、嗚呼それなのに道に迷ったバカおんじ。目に付いた通行人に聞きましょうといっても照れがあるのか車を停めない何とか他の羊飼いたちと説得して停車させ第一村人とのコンタクトに成功。私が道を聞いている間に親切なアルベルトがメアリと席を替わってくれていた。ほっ。しかーし。目的地に着いてもメアリの容態は変わらなかった。神妙に話を聞いている間も刻々と体調は悪化。先回りしていたお手伝いのチネッテがメアリをやや離れたトイレに連れて行ったがメアリは本当に限界だったらしい。会議室のドア越にまで、メアリの「ヴエ゛~~ッ!」という声が聞こえていた。その声を気にしつつ説明に集中していたのもつかの間一度戻ったメアリがまたトイレタイム。今度は私がついていったけどまた席に戻るのも危険と判断。そのまま二人でロビーで待機していた。ちっ。結局半分しか話は聞けなかった。その後弁当を食べて作業風景を見学してまたマキバに戻り他の用事で何度も出歩きああ~今日は本当に気の休まる暇がない。そのままアルムおんじの変わりにもう一度出かけようとしたときに事件は起こった。また・・・・・鼻血だぜ・・・・・。片手で運転するのも危険なため心優しいクララが変わりに出かけてくれた。ああ、ありがたや。鼻に入れたつっぺをマスクで隠してデスクワークをしていた私。帰ってきたクララを鼻声で「ばびがど~~ごべんべ゛~」と迎えると思いっきり苦笑されてしまった。なんだかな~~~今日一日、なにやってたのかな~~~~~見学先で咲いていた一服の清涼剤。蓮で良いのか???