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期待して読んだブリジット・バルドー(B・B)の著書、「怒りと絶望」を読み終えた今・・・私は深いため息をついております・・・。
彼女の自叙伝「イニシャルはB・B」を読んだ後の、あの感動は何所へ・・・? 「怒りと絶望」このタイトルが現す通り、この著書の中には、彼女の「現代社会」に対する、不平不満、怒りと絶望が満載になっています・・・。 確かに、彼女の主張する事は、一つ一つがごもっとも・・・と納得すること多々あるのですが・・・。 無意識の内にか、彼女は「現代社会」に対する不満・・・だけでなく、「若さ」という幻影を失ってしまったことに対する怒り・・の様なものが見えることも、しばしば・・。 現在足を悪くして、しかも医者に掛かろうとしない彼女は、一種「神経症」のようなものを患っているのでは・・と心配にもなりました。 彼女の「動物」に対する愛情と、その「弱き立場」を守ろうとする活動には、本当に感心するし、尊敬しています。ただ・・同じ「人間」に対しては優しく、寛大にはなれないのでしょうか・・・? スター時代に、彼女に対して、信じられないような酷い目に遭わせた「人間」。 弱い立場にある「動物」に対して、残虐な行為を繰り返す「人間」。 彼女は既に、「人間」を見限ってしまっているのかも・・・。 彼女が愛せる「人間」は、既にこの世を去った「過ぎ去った人達」だけなのでしょうか・・・?(これは「イニシャルはB・B」を読んだ時にも感じましたが・・) 社会が造り出した、「規制概念」「社会モラル」にことごとく挑戦し、その美貌と信じられないようなスタイルで世界中を魅了した「新しい風」「自然児」B・B。 現在、彼女を取り巻く「世界」が、彼女に取って、何一つ納得出来るものでないのだとしたら・・・もの凄く寂しい・・そんな気がします。 追記・・「怒りと絶望」の中で、「現代の美容整形事情」が取り上げられていますが、その中で(唇はベアトリス・ダル、胸はパメラ・アンダーソン、眼はイザベル・アジャーニ、髪はシャロン・ストーン、ウエストはクラウディア・シファー、脚はアドリアナ・カランブー・・・)と述べてあります。つまり、現在「美容整形」を受ける人達は、こんな人達に憧れて、整形を受けるんでしょう・・ということだと、B・Bは言っているのですが、彼女の「美しいと思う女性スター」が垣間見れる感じで、興味深いものがあります・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005/09/04 11:55:03 AM
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