Q:人間が感じる痛みは、どのくらいのスピードで伝わるんだろうか?
A:時速360Km 1秒100mも進むんだそうです。
「大男総身に知恵がまわりかね」という諺があるが、
もし身長が360Kmもある巨人がいたら、その足の先の痛みが伝わるのは
一時間後ということになる。
朝、出かけに足の小指をタンスの角にぶつけたら、
会社に着いてコーヒーをのんでいると、突然 「痛いっ!」
まるで、落語である。
痛みが伝わる経路は、まず皮膚の感覚から神経を通り背中の中の脊髄に送り込まれる。 さらにこの刺激は,太い神経を通って大脳に伝えられる。ここまでが「行き」で、いわゆる知覚神経の経路。大脳で判断された刺激は、再び今来た道を戻ってくる。これが「帰り」で、運動神経。この2つの神経が往復してここではじめて「痛む」わけです。
臨機応変の省略もある。
人間の体は上手くできていえ、時速360Kmでも反応が遅いというときには、この往復をアッサリと省略してしまうのだ。
例えば、私達は知らずに熱いものに触れると、無意識にこれを避けるように筋肉を働かせる。
条件反射で、大脳の指令がなくとも、熱かった皮膚の「現場」で素早く処理できるのである。
大脳はいつでもファシストのように、からだ全体を、牛耳だっているが、緊急の場合はキチンと署(?)に任せている。
「事件は会議室で起きているんじゃない、現場で起きているんだ!!」
<(_ _*)> アリガトォ-ゴザイマス。☆ |