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ローカル路線の駅舎に続く小さなホール。 竹内綾子さんのキルト展、最終日ーーー キルト=パッチワークというと、 幾何学模様の構成や色合わせ、はぎ合わせの技術など、 完璧な仕上がりを想像してしまう。 ところが 先生の作品は心のままに布をつなぎ、 アップリケや刺繍で、思いを重ねていくような作風で、 いつまでも眺めていたい温かい作品ばかりだった。 添えられた“くらしの相棒たち”もユニーク。 そして、、奥の壁の、、この大作に 目を奪われてしまった。 「父が写真好きで、貴重な思い出を残してくれた。 写真をキルトにすることで、“とき”を辿ってみたかった。」と竹内先生は、話して下さった。 そして、 「この一枚に涙ぐんで下さる方もおられて、、 こちらこそありがとう、という気持ちです」と微笑まれた。 お父さまのカメラをキルトの最上段にーーー 昭和のご家族の かけがえのない時間が 写真の中にも 壁一面のキルトにも流れている。 僭越ながら、、、 自分の幼少期の幾つかのショットが浮かんできて 私もまた大切に育ててもらったのだと 感謝と感動が押し寄せてきたのだった。 ◇◇◇◇◇ 奇しくも 実家の母屋の解体開始の前々日に 先生の作品を拝見することができた。 カタチが消えても思い出を胸に 前へ向かって進んで行こう。 ◇◇◇◇◇ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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