猫のヤコブソン器官
サキの口内をチェックしていて、上唇の内側に、見た事の無いトゲトゲした突起物を発見。画像を拡大すると、お父さんも、お母さんも、子供の頃からニャンコ達と一緒に暮らして40年以上、何匹もの子と一緒に過ごして来ましたが、こんな不気味な物を見たのは、初めてです。驚いて、掛かり付けの先生に画像を見せると、「良くある事だから。」と、事も無げに一言。そうは言われても、魚の口内に居る寄生虫のような物だったら、どうしようと不安が一杯。なんせ、サキちゃん我が家に入って丸9年ですが、その前2~3年、お外で野良生活を送っていたので、もしかしたら、眠っていた寄生虫が目を覚ましたのかも・・・・・。ネットで、検索したら正体が判明、「ヤコブソン器官」との事。はて、どこかで聞いた名称だな、と思い更に調べていて思い出しました、ヘビやトカゲが、口から舌をチョロチョロ出し入れしている理由、これがヤコブソン器官と関係している事を。ヤコブソン器官とは、嗅覚を検知する為の器官の一種で、何故ヘビやトカゲは舌をチョロチョロさせているのか、しかも、その舌の先がどうして、二つに分かれているのか、というと、それは、上顎にあるヤコブソン器官には穴が二つあり、舌をチョロチョロさせて臭いを舌に絡ませ、その舌をヤコブソン器官の二つの穴に入れるために舌の先が二つに分かれている、という雑学。実は、哺乳類にもヤコブソン器官はありますが、人間はかなり退化しており、又、猫や犬の場合は、一般的な臭いの検知というよりも、フェロモンを嗅ぎ取る為の器官になっているとの事です。良く、猫や犬が、何かの臭いを嗅いだ時に、口を半開きにしている「フレーメン反応の状態」が、正に、ヤコブソン器官で嗅ぎ取った時の状態だそうです。「寄生虫かも、とは失礼ニャ。」ごめんよサキちゃん。もしかして、サキちゃんのお母さんに対する態度、寄生虫に操られているのかな、と思ったもので。ブログランキングに参加しています。このイラストを、ポチっとお願いします。