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開幕戦を勝利で飾る

＜青山浩二投手＞

開幕戦出場選手登録を逃しました。

「田中将大がチームを去ったから優勝できない」との言葉を封じるべく、新たなシーズンが始まりました。何と言っても３０億で優勝を買うことを企むチームには、連覇で真のチーム力が何かを見せつけてあげようでは有りませんか。

さて、イーグルスはエース則本投手の好投で開幕戦を勝利しました。130球を越える熱投でプロ初完投を勝利で飾りました。

＜則本投手、志願の完投＞
初回の栗山選手に対しては緊張からか投球フォームのバランスを崩していましたが、すぐに修正し本来の投球を取り戻しました。昨年と比べると投球にメリハリがついたことと、フォークの落ちが良いことから安定した投球が出来た印象です。

9回で10個の奪三振。見事な投球でしたが、1試合で130球を越える状況が続くと、スタミナのある則本投手でも長いシーズンにはバテるでしょう。球数を減らすには、原点へのストレートをコンスタントに決めることと、低めを意識した地味な投球を覚えることが課題になりそうです。

＜ユーキリス、アジャストして来たか？＞
オープン戦と比べて明らかにスイングに鋭さが増してきました。下半身の回転とスイングの鋭さで、コンパクトにボールを叩くタイプだけに、いよいよ本来の打撃を披露する準備が整ったかも知れません。

代名詞の選球眼はストレートについては、日本のストライクゾーンにアジャスト出来たと言えるでしょう。更に今日は4回の打撃機会でヒットを含めて3本の鋭い当たりを放ちました。ただし、捉えた打球はストレートと真ん中に入る甘い変化球。まだ期待を持ちながら、少しだけ様子を見させて頂きます。

＜松井選手、決勝２ラン＞
松井選手の最も得意とする膝下への半速球をコンパクトなスイングで捉えると、楽天ファンで埋め尽くされたライトスタンドへと運びました。今季も頼りになるベテランが、７番の座で勝負強い打撃を披露するでしょう。

＜今季も藤田選手の守備は健在＞
半歩ほどセンター寄りに放たれた鋭いハーフライナーを柔らかく捕球する姿は、今季も全く変わりが有りません。今日のプレーもポジショニングの良さがなせる技かも知れません。試合終了の６－４－３のダブルプレーでも、セカンド塁上で捕球から送球までが早いこと早いこと。プロ野球の中でも異次元のプレーには今季も唸ることになりそうです。

最後に完全アウェーのライオンズ球場への参戦になるかと思いきや、イーグルスファンの多さにも少なからず驚きを覚えました。自分も球場へ足を運ぶことが随分と軽くなりましたが、皆さんもきっと同じ思いではないでしょうか。

今日のああっと

松井選手、送球ああっと（余裕を持ち過ぎのゴロ捕球から、慌てた送球が・・・）