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カテゴリ:想い出に花を咲かせて
こんばんは!天職コンサルタントの長尾円です。 先日、雑誌のインタビュー取材を受けたのですが、その時の担当編集者さんからのご依頼で、CA(キャビンアテンダント)時代の写真を探しておりました。 実は私、写真はキチンと整理していないので、思い出の写真箱がありまして、そこにミニアルバムやら封筒やらに入った写真がワンサカと残されているのです。 そういう箱を開けると、予想通りに「きゃ~、懐かしい」と思わずイロイロ見てしまうのが人の常。私も何故か残されていたキャビンアテンダント受験時代の証明写真を見つけて「ひょえ~、よくこの写真で合格したなぁ・・・」とまん丸な顔にパツパツな肌(←大人の女性ならこの表現でわかってくれるはず)の自分に赤面したり、訓練生時代の救難訓練(緊急脱出の訓練です)のツナギ姿や地上勤務時代の見学姿(これは整備さんと同じツナギ&ヘルメット)を見てはニタニタしたり、退職前に撮っていただいた制服姿を見て「うわっ、結構、痩せてたんだ・・・」と驚いたりしておりました。 「時間が経つのは早いな・・・」と思いつつも、顔があまり変わっていない自分のお子ちゃま度に鏡を見て「やはり童顔家系、恐るべし」と思ったりしております。ははは・・・(←乾いた笑い) そんな思い出の箱から出てきて「これは、何と懐かしい・・・」と思わず唸ったもの。それは、航空会社に入社した際にいただいた辞令と、入社後すぐに参加した合宿(研修)の最終日に行った「宝探し」競争が終わった後に、その合宿でお世話になったCAの大ベテランの先輩から贈られた言葉。 ちょっと長いのですが、ご紹介します。 。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。 栄冠をかちえた乙女たちへ ちはやぶる神代も知らず、誰も知らぬ。みんなの宝はどこへ行った。あの山越えて里越えて、土気の木立の城あとに。15世紀に築かれし、JALの研修所の中で、みめ麗しき乙女らは、血まなこになりて何求む。 乙女のつとめしJAL。今は苦しき時なりき。その苦境をば救わんと、けなげに立てる乙女なり。山のあなたの空遠く幸い住むと人のいう、宝があると人のいう、その城あとで宝さがし。 研修で学びし企業理念、かしこき乙女は理解しぬ。しかし各組対抗の、宝さがしの、この現実。えい、この際は「やむなし」と「仲間への共感」よこに置き、「時代への挑戦」ふり捨てて、「仲間への挑戦」も勇ましく、飛びまわりたる「世界一周」。いや、間違った「研修棟一周」。 「きゃー、見つけたわ」のソプラノに、走りよりたる乙女らは手をとりあって喜びぬ。「今まで生きてきた中で、一番、し・あ・わ・せ!」と涙ぐむ。 さすが世界の日本航空。一瞬にして、バルセロナへ、タイムマシンで乙女らを、土気城址から運び来ぬ。 金メダルをば手にとりて表彰台で考えぬ。「でも、何か変、あたしたち。いえ、わたくしたち。私たちだけがこの幸い、ひとりじめしてよいものか。」心やさしき乙女らは、はっとめざめて考えぬ。 「仲間への共感」あってこそ、すべてのことが生きてくる。「仲間への共感」ないものがどうして「お客様への感謝」など、心の底からできようか。 我等は仲間。仲間は宝。そうだ、まわりの仲間こそ、我らの求めし宝なり。この城あとに集い来し、われら乙女子62名。一緒に仲良くはばたこう!おおぞらに向かってはばたこう! 。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。 ご覧いただくとお分かりのように、かな~り頭を捻って考えてくださった贈る言葉だったんですよね。しかも社内の人間なら分かるのですが、実は社歌の歌詞、その当時の企業理念、研修所の地名、オリンピック開催地などなど。何とまあ、盛りだくさんの工夫をされていたことか。 最近、キャビンアテンダントが題材のドラマが連続して放映されているせいか、またまたキャビンアテンダント志望の方が増えてきているようです。その一方、世間では「もうキャビンアテンダントも昔に比べて、魅力が無い」といったご意見もチラホラ聞きます。 だけど、私はこう思っています。 今の自分の存在そのものが、過去の多くの「選択」から成り立っているのだとしたら、あの仕事を選んだ自分の選択は、やはり「大正解だった」と今でも胸を張って言える自分がちょっと嬉しいな・・・。 10年弱とそんなに長くも短くもないキャビンアテンダント時代の思い出の写真が、今度、インタビュー記事で少しだけ紹介されるようです。恥ずかしい新人時代の写真と退職前のインストラクター時代の写真など、いろいろと持参して、担当編集者さんに選んでいただこうと思っています。それから、記事ではキャビンアテンダント時代に愛用していた「フライトにいつも持っていっていた便利グッズ」も紹介したいとのことなので、明日は紙袋に懐かしい7つ道具(7つじゃないけど)を携えて、お渡ししてきます。 雑誌に掲載される写真、便利グッズは一体どれになるのかな・・・・?と思うと、楽しみです。 mixi「客室乗務員になりたい人」コミュ管理人を務めているおかげで、今回のような記事の取材申込があったと思うと、インターネットの口コミって影響が大きいんだな・・・と思い知らされますね。また記事ができあがったら、見せていただけるのかな?明日は、その辺りも確認してみようっと。 一体どんなインタビューなんだと気になる方は、ポチッとお願い♪⇒
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最終更新日
2006年07月12日 03時31分38秒
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