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カテゴリ:想い出に花を咲かせて
おはようございます!天職コンサルタントの長尾円です。 前回の日記の続編です。まだ、そちらをご覧なっていない方は、全く話がわからなくなる恐れがありますので、まずはコチラ>>をご覧下さいね♪ そんなこんなで「やれやれ・・・」と席について、ひとまずホッとしていました。でも、離陸後しばらくして「あれ?」と時計を見て思いました。 「もしかして、この便の到着って、成田行きの便の出発時刻に間に合わないのでは?」 (続きはここからです) はい。ご名答! そうなのです。12時の出発便だったのだけど、出発時刻は明らかに遅れていたし、途中でサービスしてくれたスチュワードに確認したら到着は13時35分だとのこと。私の成田行きの帰国便は、13時からボーディング開始。 ま・・・、間に合わん。チーン! ・・・と思っているだけでは始まらないので、ここからは私は出来る限りの悪あがきをしようと決意! まず、ダメもとでクルーに事情を説明して「前方の席に下りる前に移動したいのだけど、何とかならないか?」とお願いしてみました。しかし「残念ながらターミナルも違うし、どうせ間に合わない。それに席も空いていないからダメだ」と断られ、ショボボン。あえなく撤退 そうだった。以前、私はカナディアン航空(今はエアカナダに吸収合併されたみたいです)の共同運航便でカナダ人クルーの皆様と何度もフライトしていたのですが、その時に思ったのが「カナダは航空法に関しても厳しいし、とにかく安全運航や機内での決まりごとに対して、非常に厳しいお国柄」ということ。ざっと見回してみたけれど、前方の席は全て埋まっています。私の移動できる席は無いんだわ・・・。ああ、どうしましょう。これでは、もし仮にギリギリ間に合いそうな時間に到着したとしても、降りるだけで時間をとってしまう・・・。ダメだ、さっきの前方の席をアサインされていたのには意味があったんだ。あの地上係員の女性は、何と頭の回転の速い、気の利くスタッフだったのか・・・と思ったけれど、今の状況では、望み薄だ・・・。うわ~ん でも、もしかしたら・・・と思ったのが、友人とモントリオールからカルガリーまで利用した便以外、今回の旅行中の利用便が、ことごとく出発時刻が遅れていたので、もしかして、成田行きの便の出発時間が多少遅れていてくれていたら、これでもギリギリ間に合うかもっ! 私、しぶとい。まぁ、どんなことがあっても、諦めない性格が強みだと自負していますから・・・。 「さぁ、どうする、長尾円?」と頭の中で考えを巡らせること数分。 そして、思いついたのが、飛行機がついて、ドア操作をクルーに指示するアナウンスと同時に前方へダッシュ!これなら、クルーの皆さんにも迷惑にはならないだろう・・・。と思いました。それに今回の旅行中に友人が私に言った「カナダ人は、飛行機やバスを降りる時に、我先に・・・と焦って通路に出てくる人がほとんどいないんだよ。お国柄だよねぇ」という一言を思い出しました。何気なく「そこがカナダ人の良いところなんだね~」と話していたことが、こんなところで役立ちそう。 気持ちを決めたら、あとは行動のみ!がんばれ、自分! いよいよ飛行機が到着。最後にキュキュッという音と共に機体が少しだけ横揺れしたので「あっ、ボーディングブリッジがついた!」と長年の経験で察知した私は、アナウンスの声が始まったその瞬間に、猛スピードでシートベルトを外し(これも緊急避難訓練で何度も早外ししていたので、こんなところで役立ちました!何が役立つか人生わかりません)素早く通路をすり抜けて、何とか10人目位の順番で下りることに成功! しかしだからといって、これで安心なんてしていられません。 時計の針は13時40分近く。もう致命的に遅い到着です。でもでも、最後まで諦めないぞ~と思っていた私は、出たところにいた係員に大きな声で話しかけ、ゲートナンバーとターミナル名を確認して、走る、走る・・・。走れメロスならぬ、走れマドカでした。 そうして、ヘロヘロになりながら目的のターミナル入り口まで来た時に、そこにいた係員2人に「成田行きエアカナダは?」と声をかけると、いきなり大きな声で「RUN!RUN!」と叫ばれました。 その瞬間、「あっ、まだ飛行機は出ていないのかもっ!」と察しました。 ここまできた私は、更に走る走る。走る走る。走る走る。しつこい? ゼーゼー言いながら、ゲートに着いたら、何と出発時刻が延期されていました。 ビバ!エアカナダ は~、助かったぁ・・・。 早速、出発時刻を確認して、ゲートの係員に預けた荷物の件と、今までのことを説明してみたところ、結局は「成田に着いてから確認してくれ」の一点張りでした。ううう。これはどうにもならないのか・・・その後、気分を落ち着かせる為にドリンクスタンドで飲み物を買って、一気のみしたら、しこたま咳き込み、苦しい思いをしましたが、久しぶりの心からの安堵感というものを味わいました。 こうして何とか無事に帰国便に乗りることができましたが、最終的に、成田空港で自分の荷物がターンテーブルを回ってくるのを見つけるまでは、本当に落ち着かない気持ちでした。 ちなみに、機内では、お隣が、カナダ人女性でした。 私は精神的にも肉体的にもヘロヘロでいたので、彼女への挨拶もしないままにグッタリと寝ていたのですが、ほどなく彼女から話しかけてきました。ちょうどこれから1年の予定でタイへ行くとのこと。タイ国際航空やJALウェイズのご縁もあったおかげで、私にとってバンコクは何度も行った大好きな国ということもあり、タイの話題をしながら、イロイロとおしゃべりをしました。 彼女は、話を聞いてみるとなかなか面白い経歴の女性で、格闘技の選手でした。一見、そうは見えないチャーミングな女性だったので、驚きです。何と1年間、タイでムエタイ(タイ式キックボクシング)のトレーニングを受けるとのこと。格闘技留学ですよ。凄いですね。お願いして、腕の筋肉を触らせてもらったけど、これが女性とは思えない程、すごかったです。世の中いろんな人がいるな~と思いました。 そんなこんなで到着した成田は雨模様。旅先でのハプニングは過ぎてみれば良い想い出になりますが、今回は心臓にわる~い経験でした バンコク便への乗り換えゲートの確認を彼女の為にしてあげて、最後は「一緒に写真撮ってもいい?」と頼まれ、空港内のエスカレーターを昇りながら、彼女のデジカメに納まりました。 「この旅は不安だったけど、あなたが1番最初に会った人で良かった。ありがとう」とお礼を言われました。この出逢いもお互いの人生のほんの数時間の出来事でしたが、こういう出逢いは嬉しいものです。旅の最後が彼女の一言で、とても良い思い出になりました。 今頃、トレーニングを頑張っている彼女。是非1年後、更に強くなっていて欲しいですね。 他にもカナダ旅行のお話はいろいろありますが、本日はこの辺で・・・。 間に合ってよかったね・・・と思った方は、応援ポチッとお願い♪⇒ どりくらTV『CAにおなり!』公式ブログにもカナダ旅行の想い出の写真(こちらは飛行機がらみですね)をアップしましたので、良ければ遊びにいらして下さいね。 +++++ お知らせ +++++ ラプラスの体験コーチング・・・お申し込み受付中♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年09月14日 10時00分42秒
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