|
全て
| 徒然奇2
| 【小説】加藤英雄無頼控え
| 【小説】但為君故(完)
| 風来坊の唄
| モリの大冒険~金曜の夜と土曜の朝~(完)
| Jeysomコーナー(旧ギャラリー)
| 【小説】風来坊旅の途中にて
| 【ドキュメント】ハムレット
| 【ドキュメント】細谷十太夫
| 【小説】加藤英雄無頼控え最終章(完)
| 実話控え
| 【小説】恋愛小説?
| 【小説】フィクションアクションハクション
| 【セミフィクション】無頼控え外伝
| 市民Ken
| 【小説】十太夫先生お日向日記
| 片岡さん
| 片岡義男北紀行(北海道2007)
| 嗚呼 先輩
| 片岡義男北紀行(北海道2009)
| 【小説】不動明王
| 【小説】鴉組
| ミステリーハンター
| ちゃーちん
| 武術
カテゴリ:徒然奇2
必要のない力と云えば霊能力。
友人に霊能力のある人がいて、会うと 「なんであんたは何時も一杯連れ歩いているの」 と言われ首をマッサージされます。 で、とあるそういった修行をし始めた女性とドライブしていた時のこと、交通量の多い交差点で、 「おっと」 俺が急にブレーキを踏み、またアクセルを踏むと 「見たの、今」と彼女が言った。 「何が」 「人魂」 「見てないよ(俺が見たのは人魂ではなくて人だから)」 「ブレーキかけたじゃない」 「よくあるんだよ。一々気にしていられない」 さてその女性、師匠にその話をすると「そこで事故にあった人の霊」だと言われたらしい。 「で、何がそんなに嬉しいんだ」と俺が聞くと 「初めて見たもの」と答えた。 「あのなあ。そもそも、町の中を歩いているだろう。で、向かいから来る人が手に包帯していたって、いちいち『どうしたんですか』なんて聞かないだろう。そんなもんだよ」 「あんた、本当に霊能力あるんだね。やっぱり居るんだ、何もしなくても霊が見える人」 「別にたまに見えるだけで話もできないし、全然俺に関係ない人ばかりだから霊能力とは別だろう。幽霊信じていないし」 実際に、俺単独で見ることは少ない。どちらかというと霊感の強い女性が一緒だと見える確率があがる。最後にみたのは半年前に部屋で。陰陽師みたいな人に揺り起こされた、二日連続で。何かあんまり面白い格好なんで笑ってしまったら消えた。 「何でもかんでも自分がうまくいっていないことを幽霊のせいにしては駄目だよ」 彼女に言ったが理解しては貰えなかったようだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|
|