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カテゴリ:徒然奇2
うっかりから電話がきた
話題は歌姫 「お前のブログ読んでから見るようになったがあれは本当に面白い」 「あの土佐弁は本物か?お前はよく旅をするから分かるだろう」 うっかりはよく旅をする こういう情緒的なことにはうっかりはなかなか良い評論をする 「本物だな。回を追うごとにうまくなっている。本当に面白いドラマだ」 「あの漁師はなんでゲルマンなんだろうな」 「何でだろうな」 「お前。いつも裸でいたじゃないか。ゲルマンだな」 うっかりは学生のとき俺の部屋に入り浸っていたが 冬でもTシャツ一枚だ。夏はそのままで、冬はそれにジャケットを着るだけ 基本は裸足だ。これは部屋の中の話ではない どこでも裸足だ(本人は強く否定している) 「このパン貰ってきたんだが喰うか」 ポケットから賞味期限切れのパンをお店から貰ってきたと俺に差し出すうっかり 俺はクリームパンを食べないので断ると残念そうな顔をしていた 昔はゴミ袋は真っ黒だったものだが それを2袋持ってくると 「バイト先(ホテル)で余ったのを貰ってきた」 そう言って鍋にどばどばとシチューを入れた もう一つにはから揚げやら何やらが大量に入っていた 「作りたてたぜ。多く作りすぎたんだって」 シチューはちょっとぬるかったので温めなおした 「へ、変な気分だな」 俺たちは喰った 話はそれたが歌姫だ 「ゲルマンならお前だろう」 うっかりが言った 「あの浮世絵刺繍の半纏と赤褌姿はお前だよ」 「俺かあ。お前だろうよ、いつも裸で」 「いや、まさに絶妙と云うやつだな、赤褌とお前は それに葛飾北斎の海をバックにして和太鼓を叩くんだ」 うっかりは大体こんな感じだ で、俺は大体こんな感じだ 人気blogランキングへ くる天 ブログランキング お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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