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カテゴリ:【小説】恋愛小説?
「先日のお礼にお食事にご招待します」
一体何のお礼だか良く分からないが 俺は彼女に言われた場所で彼女を待っていた 「待ちましたか」 「全然」 今日の彼女は白一色だ 白いコートに白い帽子、白い手袋、白いブーツ 雪も降りそうな夜 この夜景に映えて彼女は美しかった 対する俺は相変わらずのジーパンにドカジャンだ 「さあ、行きましょう。予約を取ってあります」 着いた先は 老舗のふぐ料理屋だ 「こ、ここは高いのでは」 俺はびびった 「大丈夫です。ふぐと蟹ならそんなには」 彼女はどうなっているのか、正面玄関ではなく 横の納戸みたいなところに入っていった 二階に案内されると、そこそこの座敷があった もう鍋に湯気が出ている 「さあ、食べましょう」 と言って味が分かるわけでも・・・旨い分倍のスピードで食べた 「まあ。追加しなくては」 彼女は笑って酒と鍋を追加した 満足するほど食べると 「次に行きましょう。きっとあなたも気に入るはずです」 気に入るも何も・・・ふぐ、蟹でもう一杯一杯だ 高層ビルの それもまた不思議なところから入ると、そこにエレベーターがあり 「怪しげだな」 と俺が言う間もなく目的の階に着いてドアが開くと すぐ店に入れた 「お待ちしておりました」 そこにいたのは、オーバー100kgの巨漢巨漢巨漢 巨漢巨漢巨漢巨漢 まだまだ巨漢巨漢巨漢 半そでの巨漢巨漢巨漢 「こっちです」 案内されてVIPルームへ 「やはりこうして見ると普通の体型ですね ここにいるのは皆、元はお相撲さんなのですよ」 にこやかに彼女は言う 先ほどから巨漢だらけのように書いたが 実際は10人ほどだった。で、体重は120kgくらいだろう、皆 「うっす。お嬢さんにはお世話になっています」 「う、うっす。私もお世話になっています」 俺のドカジャンを受け取る巨漢に俺は挨拶をした 俺がいくら背伸びしても追いつかない巨漢巨漢巨漢 「一度確認してみたかったのです」 「な、何を?」 彼女は俺の問いに微笑みだけで答えた(答えになっていないが) 人気blogランキングへ くる天 ブログランキング お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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