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カテゴリ:徒然奇2
「ヒデの夢を見たんだよ」
先生から電話が来た 「面白くてさあ」 「どんな夢だったのですか」 「俺とヒデが漫才をやるんだよ」 「漫才ですか」 どこかの公民館だったらしい。あとから分かるのだが 観客が4・5人 しかもどうも知り合いばかりで 後ろのほうに座っている 舞台に上がった先生と俺 「シモで~す」 「ヒデで~す」 始まりはこんな感じだ 「いやあ先生、ずいぶん寒くなりましたねえ」 「そうだねえ」 「寒くなったら鍋。鍋といったらどうですか」 「え、え、えっと」 「鍋と言ったら、ほら」 やたらリアルだ しかし・・・ 俺は何も考えていなかった(らしい。それもリアルだ) 先生も考えていなかった 「先生が考えてくるって言ってたじゃないですか」 俺が言った(らしい) “俺にしては珍しくヒデに感情的になったよ” 「一緒に考えようって言ったじゃないか」 「先生、それはないでしょう。横暴だ」 「横暴なのはヒデだ」 どうも事前の打ち合わせでは二人で考えてこようと言っていたのだが 結局どちらも考えてこないまま舞台に上がったらしい “何とかなるだろう” 大体いつもこんな感じだから駄目なのだ 舞台袖で先生と俺は反省したらしい 「練習は必要だなあ、ヒデ」 「そうですねえ。出たとこ勝負は通用しませんね、芸の世界じゃ」 「これは反省点だな。カンパニーの連中にも言わないと」 そこへうっかりシリーズで出てくるともみ(男)が 「どうもどうもお疲れ様です」 と花束を持ってきた 「はあ」 と先生 「私府中市長ですが、これをどうぞ」 花をもらった ・・・ってな夢だったんだよ 起きてからも反省していて、ふいにヒデがここに居るはずないって気付いてね ははははは」 人気blogランキングへ くる天 ブログランキング お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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