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カテゴリ:徒然奇2
「sugaさん。それはsugaさんのエゴですよ」
別会社だが悪友のグッチさんが酔ったときの名言を書く 「愛してくれる女性がいるなら良いじゃないですか」 「そうだそうだ」 「suga、観念しろ」 “無邪気”にはしゃいでいるのは バルセロナではなく 威圧系ボスと片岡さんだ 「いやいやグチさん。俺の気持ちだってあるでしょう」 「駄目なんですか。彼女は駄目なんですか。えっ?だ・め・な・ん・ですか」 よ、酔っているぞグチさん 「酷い奴だよなあ。彼女の気持ちを弄んでいるな」 ニヤニヤして冷静に言うボス 皆は酔っていてもあなたはこの量で酔わないでしょう、ボス 「ほら、俺だって急にここで決めるわけには・・・」 追い詰められている俺。こんな飲み会だったのか こんなはずじゃ こんなはずじゃ こんなはずじゃ 「本当に煮え切らない奴だな」 片岡さん、怒ったって駄目ですからね あなたは俺を6万8千円で売ったのですから 「ま、まあ俺の気持ちも整理がつかないという美辞で終わらせよう、なっ、なっ」 何で俺も酔わないんだ~ 「sugaさんねえ。あ~、駄目だ駄目だ いいですか。男と言うのは・・・」 「はあ」 皆真剣に聞きだした 「愛してくれる女を大事にしなければならないんですよ」 「おお~」 大拍手だ 「777sugaともあろう者が何を言っているんですか あんた普段男を標榜していてそんな事にも気付かなかったのですか」 「そ、そうなのか。愛してくれる女を大事にするのか」 確かに一理も二理もある・・・が、どうも腑に落ちない 「そうです」 という事で彼女に電話をする事になった 「貸しなさい」 グチさん、今日は厳しいぜ。俺の携帯を持って部屋を出て行った 「皆、酷いじゃないですか」 「飲み会飲み会」 二人して本当に酷い 暫くして帰ってきたグチさん 携帯を返す先を間違えて片岡さんへ 「あ~、ありゃ駄目だ。むかつく。駄目だ」 グチさん怒っている 片岡さんはなぜか一生懸命彼女を慰めるような事を言っている 「駄目か」 俺は交渉の突破口をみつけた 「駄目です。話が合いません」 グチさんをこちらに引き込んだ 「だろ、だろ、なあ。今日決めろってもう言わないよな」 「言いません、すいません」 急遽方向転換したグチさん 片岡さんは一生懸命彼女を慰めるような事をまだ言っている どうやら俺のペースになったようだ 「どうしたんだ、皆。ん?どうしたいのかな」 ここで一気に逆転だ 「ふ~」 片岡さんも電話が終わったようだ 「お前、彼女泣いてたぞ」 「いつも泣くんですよ。気にしない方が良いです」 何て俺は冷たいんだ だが女の感情に付き合えるような俺だったら 「幻滅させないでよ」 と千亜紀にまた言われてしまう 「あんたさあ。会社なんて辞めて八戸に来て ○○○やった方がずっといいよ」 あいつ、何でそんな事言ったのかな・・点々 もう忘れよう お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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