|
全て
| 徒然奇2
| 【小説】加藤英雄無頼控え
| 【小説】但為君故(完)
| 風来坊の唄
| モリの大冒険~金曜の夜と土曜の朝~(完)
| Jeysomコーナー(旧ギャラリー)
| 【小説】風来坊旅の途中にて
| 【ドキュメント】ハムレット
| 【ドキュメント】細谷十太夫
| 【小説】加藤英雄無頼控え最終章(完)
| 実話控え
| 【小説】恋愛小説?
| 【小説】フィクションアクションハクション
| 【セミフィクション】無頼控え外伝
| 市民Ken
| 【小説】十太夫先生お日向日記
| 片岡さん
| 片岡義男北紀行(北海道2007)
| 嗚呼 先輩
| 片岡義男北紀行(北海道2009)
| 【小説】不動明王
| 【小説】鴉組
| ミステリーハンター
| ちゃーちん
| 武術
カテゴリ:片岡さん
「年度末なので購入物一旦締め切るぞ。何かないのか」
ラッキーマン先輩が言った 年度末なのだ 「輪ゴム欲しいです」 バルセロナだ 「輪ゴムって沢山あっただろう」 俺がそういうと 「結構無くなるんですよ」 「そういや別の人からも言われてたな。随分前だったけど 買うの忘れてたけどどうしてたんだろう」 「それはですね・・・」 俺たちの目がバルセロナに集中した 「毎朝新聞を取りに行った時に 新聞をまとめている輪ゴムを僕が一つずつ集めてたんですよ」 「お、お前、&5&$#○#」 側に寄ってきた片岡さんが涙ぐんで・・・ 「ほらっ、ほらっ。sugaの机の上にも輪ゴムがあるぞ」 「ああ、ありがとうございます」 素直に貰うバルセロナ 「ほら、ここにもあるじゃないか 持っていけ、持っていけ。あっ、ここにもある」 俺たちは皆涙に濡れて輪ゴムを探した。自分の机の中も、そこかしこを漁って拾った 「俺は、$#&#~|、バルセロナ・みたいな・お嫁さんが良い」 俺はふいに洩らした 「そうだな。そうだな」 皆、感動している 見る見るバルセロナの手には輪ゴムが一杯になった 「ありがとうございます」 すたすたと輪ゴムボックスに向かうバルセロナの後姿に 俺たちは捨て去ってきた何かを見た お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[片岡さん] カテゴリの最新記事
|
|