|
全て
| 徒然奇2
| 【小説】加藤英雄無頼控え
| 【小説】但為君故(完)
| 風来坊の唄
| モリの大冒険~金曜の夜と土曜の朝~(完)
| Jeysomコーナー(旧ギャラリー)
| 【小説】風来坊旅の途中にて
| 【ドキュメント】ハムレット
| 【ドキュメント】細谷十太夫
| 【小説】加藤英雄無頼控え最終章(完)
| 実話控え
| 【小説】恋愛小説?
| 【小説】フィクションアクションハクション
| 【セミフィクション】無頼控え外伝
| 市民Ken
| 【小説】十太夫先生お日向日記
| 片岡さん
| 片岡義男北紀行(北海道2007)
| 嗚呼 先輩
| 片岡義男北紀行(北海道2009)
| 【小説】不動明王
| 【小説】鴉組
| ミステリーハンター
| ちゃーちん
| 武術
カテゴリ:徒然奇2
三国志では曹操が好きだということで変わっているなといわれていた俺だが
ここ10年は曹操も日本のみならず中国でも見直されているらしい 曹操は万能の天才として ジュリアス・シーザーやレオナルド・ダヴィンチ的に好きだ しかし実のところ 呂布が好きなのである さすがに中国の人にもいやな顔をされた だがなぜか好きなのだ その何故かを探っていた・・・わけではないが なんともなく理由を述べることができそうになってきたので 忘れないうちに書く 呂布は暴力と裏切りの象徴だ 劉備三兄弟も勝てず、董卓のボディガードとし暴虐の手助けをし 義父を殺し、数度の裏切りをし 最後は惨めに死ぬ ずいぶんな話だ! ここ数日 三国志4というゲームで呂布をやっている 別にゲームが好きなわけではないが、淡々と呂布になっていた 淡々と・・・ 人生の無駄だろう、と突っ込みたくなるくらい淡々と 「あ、そういうことか」 俺は気付いた 俺が呂布をやると、あっという間に武力は110の最強になる そうして知力も100にし進めていくのだが たとえば曹操VS孫策の勢力が二強で残り孫策勢力にいて 孫策がかなり優勢になると 呂布は前線から外され内側の太守にさせられる そうすると俺は面白くないから 曹操の方につく 曹操陣営では人材が減っているので前線はもとより 軍師にもなれる そうするとしたい放題だ そうしてちょうど均衡が取れるとまた内陸側で太守になる つまらないからもう片方の陣営に行き 同じ事の繰り返し そうして繰り返し繰り返し陣営を均衡させることが 呂布が呂布として面白い状態だったのだ 呂布は戦い続けたかったのだ 戦い続けたい この一点に集約された男 それが呂布だ そうみればやはり呂布は呂布ですごい 最期のうらみつらみの惨めなせりふも 「もっと戦わせろ」 と訳せば呂布は最期まで呂布だったのだ 言葉伝えで紡がれた歴史は 聞いた人間の器量に拠るところがあるが 惚れた女のために後先考えず喧嘩をし 良い奴だなと思えば助け 頭来たとなったら叩き潰し 戦えなくなる恐怖を素直に現して 「これ以上(あんたの好きな)乱世を続けさせることはできないよ」 と曹操と劉備の後の2強に言われて死んだ ゲームもなかなかやるじゃないか 戦わせてくれるのか? その問いを誰にでも発揮していた男 迷惑だが 男の典型の一形態ではある お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|
|