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カテゴリ:徒然奇2
「ここ1ヶ月追っていたんだがよ。そこで怪しい場所に嬢ちゃんが来たってわけだ」
「ふ~ん。そういう悪いことってヤクザがするんやないのかな」 「うちはそういう事をしなくても喰っていけるの。ってそういう話じゃなくて、嬢ちゃんの知っている事話してくれや」 「知っているも何も、うちはあの子が友達だと思ったから、子供堕ろすのを止めようとしていただけや 聞いたら何回もしているって言うんや。体に悪いやろ」 栞はそんな話をしながらもケーキを食べ終えた 「何回もか。中学生だろ」 菅谷は驚いた 「そうや。結構いるらしいんや。うちもビックリや」 菅谷は自分の分のケーキも栞にやった 栞は嬉しそうに食べ始めた 「何で俺の耳に入らなかったんだろう」 菅谷は庭を眺めて思った 数年前ならそういう話は菅谷の耳に入ってきて親の相談に乗ってやったものだった 仕方なく堕胎というのもあったし、喝(パンチ)を喰らわして男と結婚させたのもいる 「親は知っているのか」 「どうかな、知らない。でもあの病院だと簡単に堕ろせるらしいんや。さっき歩いている時に聞いたんやけど」 その時、鉄が入ってきた 「頭、しゃべり始めました」 「おう。嬢ちゃん、もう少ししてから送っていくから待っていてくれ」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008/08/01 07:43:01 AM
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