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カテゴリ:徒然奇2
一敗地にまみれたからといってそれがどうだというのだ
全てが失われたわけではわけではない。勝負はこれからだ 名言だ 10年以上も前に読んだ本を不意に思い出したのだが、ここに書くということは可笑しな話というわけで この言葉はミルトンの失楽園の帯に書いてあったものだった 「これは窮地に陥ったミカエルが、天使軍団に反撃の鼓舞を与えたのだろう」 この台詞を目指して俺は読み進んだ・・・というか、最初っから戦いは終わっていた ????? 前半部はサタンの独白めいた内容だったと思う 「負けちゃったよ。負けるはずなかったんだけどな。 畜生、俺は間違っちゃいねえよ、ぜってえ、間違っちゃいねえ。 あんな、あやふやな抽象的なことばかり言って皆を混乱させている神なんかよか、おいらの方が余程マシにきまってらぁ。 あのミカエルもミカエルでえ、あいつだって悩んでたはずでえ、何でえ何でえ、畜生」 のような感じで、後半に入る時に、 一敗地にまみれたからといってそれがどうだというのだ 全てが失われたわけではわけではない。勝負はこれからだ となった 俺はでっかい勘違いをして読んでいたのだった サタンの台詞かよ 「くっそ。やるじゃないか、サタン。どれ、お手並み拝見だ」 がっかりした俺は八つ当たり気味にサタンの活躍に期待した 「でっかいことをやってみろ」 当時新しいことにチャレンジしていた俺は、サタンに自分を重ねていた・・・がっ いきなりちっちゃい何かになってこっそり地獄の門を抜け 更には蛇に変身してイブを騙す ちっちぇー、ちっちぇーぜ、サタン だからおめえは負けたんだよ せめて豪快に戦い思いを吐いていけば そりゃ、天使軍団の誰かも共感してくれて、その後の神と天使軍団も少しは変わっただろうに 小さすぎるぜ、全く。それでもってまた負けりゃ世話ねえやな ひたすら期待を裏切りどんでん返しの連続 本当に失楽園であった お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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