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カテゴリ:【小説】鴉組
十太夫先生とヒデ公が上野戦争が終わって暫くして旅を始めた頃、細谷の十太夫は福島に居た。
というか、これ以降、戦場はほとんど福島なのだが。 大政奉還後、十太夫は探索方となり各地を方々回った。 十太夫は元々が下級武士であり、暫くは普請方役人であったが、石巻にいた時に上役の横領を発見し諌めたところ 「うぬ、逆らうか。手打ちじゃ」 と言って抜刀された。この時代、下から上への上申、下克上はあってはならないことであったが、 「お相手いたす」 と十太夫は簡単に刀を抜いてしまった。 正式な試合に出ることはなかったが、裏では藩内武芸5指に入ると言われた十太夫、 「どっちに転んでも死ぬっちゃや」 との心意気で抜刀した。 その抜刀の勢いにさっさと逃げた上役は、更に上の上役に言ったところ、 「わしは知らん。何も聞く気はない」 の一言で、十太夫の上役もそのまま(どっかの役人や大企業と同じだな)で、十太夫自身は江戸への勤務を命ぜられた。 そこで出会ったのが、岩瀬十太夫先生、遊び人のヒデ公、ステ、ヒロイ、虎松率いる弾左衛門の宿の闇の面々であったのだ。 その性明朗豪胆、世情人情に通じ任侠の輩とも交流、知識人であり武芸射撃に優れ、役人としても万事そんな調子の十太夫であったので、赴任先の民からの人気はあった。 人気ブログランキングへ くる天 人気ブログランキング お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008/10/16 08:54:52 PM
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