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カテゴリ:【小説】鴉組
ビリッ、ビリビリ
「おい、いくさをするから人を集めろ」 十太夫は不意に怒鳴った。 「おめえらが居たじゃねえか。おめえらだよ、お・め・え・ら」 「へえ?」 おめえらもなにも、善兵衛も和三郎も互いに見合った顔は傷だらけの煤だらけだった。 「ふっふふふ」 十太夫は思い出した。 あの無宿人街の異形の者ども、弾左衛門の宿の面々、岩瀬十太夫先輩・・・ 「俺が岩瀬先輩だな。ヒデさんにステさんにヒロイさんに・・美和お姉さんは居るわきゃねえな」 「何ですか、旦那」 善兵衛が尋ねた。 「俺とおめえらでいくさをするんだよ。芋と狐にこの山河を荒らされて、女を犯されて堪るかよ、なっ」 顔を見合わせる善兵衛と和三郎。 突然にやりとして、 「分かったぜ、旦那」 と合点がいったのか、すぐに出て行った。 人気ブログランキングへ くる天 人気ブログランキング お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008/10/22 07:31:03 PM
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