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カテゴリ:【小説】鴉組
話は戻って十太夫先生とヒデ公が居る村・宿場だ。
「このこんまいのでもいいわ。もう飽いたわ。ここの女もやりつくした」 などと5人ほどの西軍の軍服を着た男どもが赤ら顔で騒いでいた。 みるとまだ幼女とも思える娘、絹が髪を掴まれて引きずり出されていた。 「無理じゃろ」 「大丈夫じゃて」 会話がはっきり聞こえるところまで近づくと、 「うぬら」 「てっめえ」 十太夫先生の抜刀が閃き、ヒデ公の拳が飛んだ。 「なんだ、なんだ」 「なんだ、なんだ」 瞬時に二人が倒された。 「おのれ」 十太夫先生の白刃は久しく振るわれてなかったが、前にも増して冴えがあった。 先ほどまでのヒデ公との議論の答えが出た、とばかりに示現流をものともしない速さがあった。 「先生、一人は生かしておいて下せえ」 「分かった、ヒデさん」 「鶏冠のついた奴は斬って良いです」 ヒデ公の暢気な声に 「よし」 と暢気の感じで答えた声とは裏腹に、 十太夫先生の切っ先は鶏冠ごと敵を両断した。 おばばが箒の切っ先剣法で、ヒデ公に殴られて動けなくなりながら喚いている男を攻撃していた。 「みごと、おばば」 十太夫先生、軽く汗を拭って言った。 人気ブログランキングへ くる天 人気ブログランキング お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008/11/19 08:42:29 PM
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