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カテゴリ:【小説】鴉組
「ぶ・れ・い・も・の」
美和姉さん、本気で怒ったときには「・」が文字の間に入る。 奥州街道を仙台に急ぐ美和姉さんが居た。(何で?) 「旅装の武家女房とは怪しい奴だ。ここは戦場だぞ」 姉さん、簡単に囲まれた。(当たり前だ) 「仙台に用事がるのじゃ、触るなや」 美和姉さんの腕を捕まえようと西軍の兵士が手をのばした時、 ヒュン ヒュン ヒュン 鉄砲を持った兵士にまず刃物が飛んだ。 屋根の上からステの必殺の手裏剣が打ち出されたのだった。 次の瞬間美和姉さんの杖がぐるぐる回ったかと思うと、姉さんの前に居た兵士たちは倒された。 「かっ」 姉さんの後ろにいた兵士が可笑しな声をあげて倒れた。 ヒロイがどこからか現れて得意の長十手で倒したのだった。 「お姉さん。近くにはもう敵は居ないようですぜ」 屋根の上からステの声がした。 瞬時に武装兵士5人を倒す恐るべき手練の3人であった。 この3人、宿場に入れば、ステとヒロイが屋根の上を歩き、敵を見つければ美和姉さんに教えて道を変えたり、またそれに間に合わなければ姉さんを援護するという形を取ってここまで来たのだった。 「こんな調子で十太夫たちは大丈夫なのかの」 弟の心配より自分の心配をしてくだせえ、とヒロイはあくまで「心の中」で突っ込んだ。 この婦人、いや布陣は、まさにミニ鴉組である。 人気ブログランキングへ くる天 人気ブログランキング お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008/11/27 07:22:18 PM
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