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カテゴリ:【小説】鴉組
「暗くなってきたぞ。俺たちの刻だ」
十太夫の一声に、 おうっーーー という雄叫びが返ってきた。 まだ50人以上はいるな、と十太夫は思った。 士気は高い。もう少しして本当に暗くなれば連中も陣地に戻るに違いない。 十太夫はそこに望みをかけた。 「いやあぁぁぁあああ」 突然裂ぱくの気合が流れた。 その声が十太夫の正面の右から左へ流れるとともに、西軍の歩兵がばたばたと倒れた。 「うおぉぉおおおおお」 更に同じ声で左から右に雄叫びが流れると、またまた西軍の歩兵が倒れていった。 「こ、この声は」 十太夫は涙が出てきた。 「細谷さん、ここはおいらに任せろい」 小柄だががっちりした懐かしい十太夫先生の影が、深い夕焼け空に映えていた。 人気ブログランキングへ くる天 人気ブログランキング お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008/12/14 08:36:57 AM
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