|
全て
| 徒然奇2
| 【小説】加藤英雄無頼控え
| 【小説】但為君故(完)
| 風来坊の唄
| モリの大冒険~金曜の夜と土曜の朝~(完)
| Jeysomコーナー(旧ギャラリー)
| 【小説】風来坊旅の途中にて
| 【ドキュメント】ハムレット
| 【ドキュメント】細谷十太夫
| 【小説】加藤英雄無頼控え最終章(完)
| 実話控え
| 【小説】恋愛小説?
| 【小説】フィクションアクションハクション
| 【セミフィクション】無頼控え外伝
| 市民Ken
| 【小説】十太夫先生お日向日記
| 片岡さん
| 片岡義男北紀行(北海道2007)
| 嗚呼 先輩
| 片岡義男北紀行(北海道2009)
| 【小説】不動明王
| 【小説】鴉組
| ミステリーハンター
| ちゃーちん
| 武術
カテゴリ:【小説】鴉組
パッパラパパーー
タカタカタンタカタカタン 進軍ラッパと太鼓の音が パン、パン、パン という乾いた音とともに消えた。 更に、 パン 「ぐぉあ」 馬上の隊長格の男が倒れた。 「おいらが習った時より余程良い遠筒だねえ」 ヒデ公が西軍の前線の中核部より程遠いところから撃ったのだった。 「いかん。退却、退却」 多分副隊長らしき男の声が響いた。 残っていたラッパ兵がいたのだろうか。退却ラッパが鳴った。 「弾があるだけやるかい」 パシューン 頭にケバケバしい鶏冠のついた者から順に倒されていった。 「本物の武士は居ねえようだな。楽なもんだぜ」 ヒデ公の方に向かってくる者は誰も居なかった。退却ラッパが鳴ると皆一目散に逃げるだけだった。 なにせ月が見える時間は、鴉組の時間になるからだった。皆怖かったのだ。 人気ブログランキングへ くる天 人気ブログランキング お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008/12/14 08:39:12 AM
コメント(0) | コメントを書く
[【小説】鴉組] カテゴリの最新記事
|
|