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カテゴリ:【小説】鴉組
衝撃隊-鴉組-は最大で250名になったが、今は元の56名よりも少なくなった。
それほどの激戦だった。 「昼と平地は駄目だな」 野営地に戻ってきた細谷の十太夫は苦笑いをして十太夫先生のところにいくと 「先輩、お久しぶりです」 と頭を下げた。 「息災には遠いが、細谷さんも生きていて良かった」 十太夫先生は立ち上がって細谷の十太夫の手を握った。 「本当に」 微笑みながら言ったヒデ公の肩にはちゃっかりヒデ公カラスが乗っていた。 「おっ、ヒデ公、お前そこにいたのか」 細谷の十太夫が言った。 「へい。あっしはずっとここに居ますが」 ヒデ公がきょとんとして答えた。 「いやいやヒデさんではなく、ヒデ公のことで」 細谷の十太夫はまさかの出来事でこの混乱を収拾できなくなっていた。 「あっはははは」 鴉組の陣営から笑いが湧いた。 「あっはははは」 善兵衛も笑った。 「あっはははは」 和三郎も、みんな笑った。 「なんでえ、なんでえ。何が起こったんでえ」 「ヒデさん、すまん。ある日ヒデさんを思い出して、ついこいつにヒデ公と名をつけたのだ」 細谷の十太夫、謝った。 「あっはははは」 十太夫先生も笑った。 「あっはははは」 「あっはははは」 他の伊達陣は鴉組の笑い声にビックリしていた。 人気ブログランキングへ くる天 人気ブログランキング お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008/12/21 09:15:24 PM
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