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カテゴリ:徒然奇2
な・ん・で・部屋にこれがあるんだ 久々にひかりTVが直ったようで銀魂を観ている 最初はただ流し見していただけだったが “知らないおじさんについていったら駄目だって 脇が臭くなるくらい言っただろう” という名言が俺の心を捉えたのだった 今では俺の癒しになっているようだ。一体どんな精神状態なのだ、俺は 「この子を無事に××(聞き取れなかった)に連れて行ってください」 「いや、俺明日仕事だから」 「お願いします」 小さい女の子とその母親、そして 「suga。ここまで頼まれたら助けてやるしかないだろう」 “誰お前” アーミー姿の巨漢は俺に銃を渡した。 「銃は使わないだろう」 「今度の敵はそういう奴等だ」(ニヤリ) 「だからお前は誰なんだって」 「いいから乗れ」 夜の街を走り出した俺たち。 「ボス、すいません。明日年次休暇下さい」 俺は威圧系ボスに電話をした。 「ああ良いよ。無茶すんなよ」 ボスも事情を分かっているのか? 事情を分かっていないのは俺だけか 「来たぞ、suga」 巨漢が言う。隣には大型の高級車が迫っていた。 「撃て」 「馬鹿。向こうが撃ってこなけりゃ撃てないぞ」 その時向こうの窓ガラスが開いた。銃が出てくるのか。俺も窓を開けた。 顔が出てきた。 「撃て」 「簡単に銃を撃てるか」 と言いつつも、俺は体を乗り出して相手の顔を殴った。 一発、二発。 後ろの席の窓が開き銃口が俺を狙うが、俺に顔を殴られた運転手の手元が狂って弾は俺を外れた。 「良いぞ、suga」 巨漢は喜んでスピードを上げた。 暫く走りコンビニに着くと 「ほら、ジュース。それとお菓子」 俺は子供に与えた。 「何があったんだ」 俺は銃をすぐ抜けるようにしながらも見つからないようにズボンの腰に挿していた。 「実は・・・」 「あ、sugaさんsugaさん」 ちんどうがやってきた。 「こっちはもういいから次のところに行って下さい」 「ちんどうくん、夜だぜ。良いのか?大丈夫か」 「大丈夫です。あんたには次のところにいってもらわないと困るんで、超過勤務です」 「いや、そんな話じゃなくて」 「ありがとうございました」 お母さんに言われた。そして 「またな、suga」 と、また会いたくもない巨漢に言われた。 ちんどうに夜通し連れて行かれたのは海岸だった。 「綺麗な夜明けだな。海は良いな、ちんどうくん」 「そうっすねえ。でもこれからが大変ですよ」 「そうそう、何の事件なんだい」 俺たちは海岸線を歩きホテルに入った。 「うわっ」 ちんどうが掻き分けた人ごみの先で俺が見たのは殺人現場だった。 「これを解決しろというのが特命です」 「そういやこの間も俺に特命だとか言ってへんな仕事をさせたよな、 って言っている場合じゃない。酷いなこりゃ、警察は?」 「これないんですよ」 「これないって・・・。とにかくホテルから人を出さないようにしよう」 「はい」 次の瞬間 「・・・・ということで、調べた結果、犯人はあなたです」 おお、ちんどうくん凄い、事件解決したぜ、テレビみてえだ。 「と、うちの特命係長が言ってました」 俺か 「くっそー。完全犯罪と思ったのに」 ほ、本当に犯人だったのか 「さすがですねえ、suga係長」 いやいや、解決したのはお前だろ、ちんどう お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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