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2010/06/24
テーマ：最近観た映画。(39916)
カテゴリ：徒然奇２
魔界転生を久々に観ている。
子供の頃見たときには別段と思っていたが、 これが中々面白い。  凄い役者が結構チョイ役だし 千葉真一が凄いのは当然だが、若山富三郎だ。 そしてやはり丹波哲郎。  急に記事にしたくなったのは、 実はこの映画の中で千葉真一の柳生十兵衛が霞構えをみせたところだ。 霞構えは古流剣術の中にあり、 俺が恐山のマクベスで 殺陣のアイディアをと先生から言われて、初めて剣術を研究して見出したものだった。 俺流に言わせれば、 最後のヤケクソ剣法だ。 強敵の上段の構えや長槍には跳ねる刀で一刀両断、 敵に囲まれれば屈んでからの地擦りの脛斬り。 「これ、分かるか」 先生がカメこと現つぐつぐに訊いたという。 俺は当時東京に居て、変な線描の絵で、まるで謎の秘伝書のようなFAXを送っていた。 剣道をやっていたつぐつぐは理解し主役に教えたという。  武蔵に襲われ、未だ得物を調達できなかった十兵衛の千葉真一は 見事に霞構えとその恐れを表していた。 恐らくは柳生神陰流では霞構えとは呼ばないのであろうが、 それはまさしく、繰り返しになるが、 霞構えとその心理を表していたと思う。 しかし本物の火の中でのアクションは凄い。 若山富三郎先生、凄いな。 俺は若山先生、勝先生兄弟が好きなのだな。 とにかくスピード、技、迫力が今の映画と、いや他の映画と段違いだ。 そうそう、 『神がいるのならなぜ皆のハライソの祈りに応えてくれなかったのか』 とあった。 子供の頃の俺の気持ちを思い出した。 “神様って本当に居るのかな。居たらなんでこんなに不幸な人を放っておくんだろう” 人気ブログランキングへ くる天 人気ブログランキング お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
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