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カテゴリ:【小説】加藤英雄無頼控え
「英雄さんよ。俺は妬けたぜ。あんな無垢な少女が・・・」 こいつは今で云う殴り屋。あの頃は仕事人とかって呼ばれていた。 英雄は不意をつかれて何かで殴られて尻餅をついていた。 英雄はまずはこいつに喋らせて時間を稼ぐ作戦を取っていた。 運動神経が切れて足腰がうまく立たないのだ。残念ながら見上げる形だ。 「あんたに怪我をさせたくないってよ。頼んでくるんだからな」 さっきから何を言っているのだ、こいつ? もしや・・・ 「お前、美夕に会ったんじゃないだろうな」 英雄がドスの聞いた声を出した。 美夕は英雄の若い若いガールフレンド。英雄がこの街で出遭った兄貴分の娘だ。 「みぃ、ひげしゃんのおよめしゃんになる」 からの付き合いだ。 人体は不思議だ。英雄の運動神経が繋がった。 英雄の立ち上がり様、そいつは右の蹴りを入れてきた。 カウンターで英雄の右フックがそいつの右膝に入った。 膝と拳のぶつかり合い。 「ぐっ」 「どこの誰が足の力が腕の力の3倍と言ったか知らないが 俺の拳は何よりも硬い。ところでお前、誰だっけ」 立ち上がった英雄が言った。これは奴のプライドを傷つけたようだ。 本当は英雄も知っている。仕事人の関川と言えばブランドだ。 喧嘩の腕ではこの街NO.1だ。 つづく 人気ブログランキングへ くる天 人気ブログランキング お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010/09/05 12:01:16 AM
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