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カテゴリ:【小説】加藤英雄無頼控え
この街最強1
この街最強2 この街最強3 この街最強4 英雄は徹底して関川の左に回った。背中だろうが肩だろうが殴った。 脚も蹴った。腿、膝、脛、踵。 「くそっ」 関川は距離を取ろうとした。 「行かせるか、ボケ」 そう言っても英雄の脚がついていかなかった。 互いに一発が効かない相手も珍しい。 2人は向かい合って立っていた。こっそり英雄も下がっていた。 「ぜぇえ、お前が美夕に何もしていなけりゃ、ぜぇ、 俺もお前に何もする気はねえよ。やる気が起きやしねえ」 英雄が喘ぎながら言った。 「俺もあの子の、怪我させたくない、が引っ掛かって力が出ねえ」 関川もニヤリとして言った。 「その割にはいいパンチ呉れたじゃねえかよ」 英雄は奥歯を吐いて「どうせ虫歯だ」と付け加えた。 「お前はエゲツねえ」 関川も左腕を押さえていた。 「ひとつ提案があるんだが」 英雄が言った。 つづく 人気ブログランキングへ くる天 人気ブログランキング お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010/09/06 07:18:14 AM
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