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カテゴリ:【小説】加藤英雄無頼控え
この街最強1
この街最強2 この街最強3 この街最強4 この街最強5 「なんだ」 2人とも構えは解かない。 「お前、美夕の友達になりたいんだろ。だったら俺と友達になれば良い」 「はあ?」 一瞬関川は驚いたが、徐々に笑い出した。 「そう、そうだよな。喧嘩の理由なんて無かったんだな」 「仕事人の関川だろ。前から知っている。俺は問題ないぞ」 そうか、加藤英雄は金でも喧嘩はしないが、理由の無い喧嘩もしない。 「じゃ、何でお前は喧嘩をするんだ?」 関川は自分の心の中の問いを飛ばして英雄に尋ねた。 「お前らみたいなのが襲ってくるからだろう」 「逃げりゃ良いじゃないか。謝るだけでも良いんだよ」 「足が遅いんだ。それに理由もなく謝れるか」 それだけだった・・・ 英雄の息が整ってきた。 「な、このままじゃ、収まりがつかないだろ」 もう一勝負か?! 「俺をやれって言った奴、遣りに行こうぜ」 「えっ」 「だからよ。仕事人なんてやってる奴を美夕に紹介できないだろう。 だからお前は引退だ。そのついでに俺にちょっかい出してきた奴を遣る、と」 「お前、都合良すぎるぞ」 「良いじゃないか関ちゃん」 調子の良い奴だ、関川は思った。ふ、ふふふふ。 「ま、仕事はどうであれ、奴等をぶん殴る方が良さそうだ」 「だろ。ボーナス出すぜ。出すのは奴らだけどな」 物騒な2人はダウンタウンの方に向かって歩き出した。 「一番強いのは美夕ちゃんだよ。助かったぜ」 英雄が言った。 了 人気ブログランキングへ くる天 人気ブログランキング お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010/09/06 06:56:06 PM
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