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カテゴリ:片岡さん
「sugaさんって、ありえない事が簡単に起きる人ですけど
これはないですよねえ」 ちんどぅだ。 俺も驚いたよ、ちんどぅ。 朝だよ、朝。 歩いていると、「ん?ダンボールか」と道路の真ん中に何かが。 近寄ると・・・ 俺の上腕ほどもある・・・例のモノが天に向かって屹立している。 二つの主要なボールを土台に、 ネオアームストロング・サイクロンジェット・アームストロング砲。 俺自身の朝見たものより更に見事なまで巨大にリアルに立って。 ちんどぅ、君の口から言ってくれ。無理か。 最初は笑って写真を撮った俺だったが、 暫く歩いていると、中学生達の声が。 「はっ、通学路じゃないか、ここは」 俺は慌てて引き返した。 そうして、 「ガキども、どけどけ。俺が片付ける。病気があるかもしれないから」 掴みたくなかったよ むんずと威張っているやつを掴むわけにもいかず、 ボールの端っこを摘んで(これが結構重) 今日はゴミの日なので持って行った・・・ら、子供たちもついてきていた 子供たちに 「ありがとうございます」 と言われた。 「誰だ、こんなのを道の真ん中に置く奴は。 まあ、お前等はこの1/4しかないだろうけど見慣れているだろうがな」 「いやあ、僕等興味のある年頃ですから、まずいっすよ」 そうこうしているうちに女の子達がやってきた。 間に合って良かった。 「う~ん。でも珍しくもないだろうよ。朝晩握っているだろう。 ま、俺よりもずっと小さいだろうけどな」 「それはどうですかね」 「バカもん。お前等、スケベな事ばかり考えていないで勉強しろ」 「は、はい」 「それとな。ここいらで変な事をしている男でも女でも居たらすぐ知らせろ 俺は大体この時間にここを通るからな。引っ叩いてやる」 「分かりました」 信号で別れた彼等 「なあ、良い人だったな。ああいう大人って良いな」 と、こそこそ喋っていた。 この台詞でプラマイゼロ、いや、ちょっとマイナスかな、俺自身は。 「な、ちんどぅ。酷い話だろう。朝から心が折れたよ」 「でもですね。結果それをゴミ捨て場に捨てたのsugaさんじゃないですか」 「まあな」 「近所で評判になっていませんかね。ゴミ捨て場に ネオアームストロング・サイクロンジェット・アームストロング砲を捨てた人って」 あっ、そうだ。 そのシーンだけなら、まさしく俺が一番怪しいじゃないか。 人気ブログランキングへ 【送料無料】アイヌ民族の歴史 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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