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カテゴリ:徒然
アトリエモモの小野京子です。 先週のポールボギューズの話。 新国立美術館の建物は人目をひくし、 ことにこのレストランの景観は、外から見ると驚く。 厨房は円錐形の中にあるらしい。 店に入ると、「上質な落ち着いた空間」というよりは、 「へ~え。おもしろ。あ、東京タワー見えるね」というおのぼりさん用空間。 そこで、一人の紳士がわれわれの隣にすわり食事をしたのだが、 まず、ワインの試飲をさせないのはなぜか?とクレームがついていた。 その後、この紳士が猛烈に怒りだした。 いわく、 「なぜ、暖かいスープがないのか!? スープは前菜の中にあるガスパチョのみで、これはフランス料理店としておかしい! 和食には汁か味噌汁、フレンチにはスープと決まっている。なぜきちんと説明しないのか?」 というようなことらしい。 カメリエーレ(あれ?これはイタリア語か?)は、ただ恐縮して縮こまっていた。 それでいいのか? クレームがきた場合の対処法。 あなたならどうする? まず、私が思うに、ここは「ビストロ」と名乗っている。 堅苦しいレストランじゃないよ。と言っているわけよね? だったら、そういう説明をして納得いただけばいいんじゃないの? メニューには、料理長の心が繁栄されているはずである。 だったら、カメリエーレ(ギャルソン?仏蘭西でボーイさんはなんて?)は、一度厨房に入って相談してくる(もしくはそのふりをして)、店のコンセプトを説明したらどうか。。。 いや、要は、楽しい食事中に、お隣のクレームが気になってしまっただけ。 お客さんのクレームっていうのは、避けきれない。 そのとき、どういう対処ができるか。 相手の言い分を聞き、謝罪が必要な場合は心を込めて謝り、かつこちらの主張もくずさない。 一歩間違えるとすごく面倒になるクレーム。 しかし、対処によっては、むしろ良いコミュニケーションの道具にもなるのよねえ。 ・・・などと考えながら、お腹いっぱい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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