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カテゴリ:徒然
「ねえ、星、見に行かない?
車に、椅子と、シートと、星座の早見表も積んできたからさ」 お相手は大学4年と2年の男の子である♪ 真夜中。 福島県のとある山中、車を飛ばす3人。 ダムをすぎ、渓谷を超え、街路灯もないような、真っ暗な山道。 小さな駐車場に車をとめる。 真っ暗な闇に、満天の星! 浮かび上がる天の川には、白鳥座。 「ペガサスは、あの右の?」 「右ってどれさ、そうだ、並んで寝転がろう」 シートを広げ、川の字になって夜空を見上げる。 ペルセウス座流星群の「星降る夜」である。 資料:http://spaceweather.com/meteors/gallery_12aug07.htm 輝く尾をひいて、美しい流れ星。 「おっぉ~~~」 3人で声を上げる。 「ちょっと待った、声あげないで、心の中で願いごとを唱えなきゃあ」 「・・・・・・!」 「・・・・・っお~・・・ダメだ、声あげないことに集中して願い事のこと忘れてた~」 あちらに、こちらに、 思い出したように、流れ星は、降る。 「寒くなってきたねえ」 「何か持ってこようか?」 彼は、静かに、私に自分の上着をかけてくれる。 となりに横たわるのは、私の、かわいい、甥っ子たち(残念?)である。 なんて、優しい、素直な若者達に成長したんだろう。 この子達のおむつを替えたこともあれば、 預かって面倒をみたこともある。 夕食を食べさせたことは数え切れない。 静かな川の音。 冷気に虫の声。 空には流れ星。 幸福な夏の夜。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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