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テーマ:介護・看護・喪失(5287)
カテゴリ:水頭症(シャント再手術)
今日は近くの花火大会。病室の窓から見えるだろうと踏んで、それに合わせて夕方からお見舞に。夕食の介助もできたので、様子もよく分かりました。
点滴は昨日はずれたので、手が自由になってまずはめでたしめでたし。とはいえ、気になる傷口のガーゼに手がいってしまうので、先日、姉が買ってきてくれた帽子をしっかりかぶせておく(それまではバンダナしたりいろいろだった) そして今日から車椅子にも乗ってみていると言う。尿管カテーテルはそのままだけど。本当に回復が遅い気がして、これでは歩けなくなってしまうのではないかと心配だったのが、半歩前進というところか… 食事は自分で箸とスプーンを使って食べ始めた。箸もまあちゃんと使っている。ただし、持ち替えると落としそうになるため面倒なのか、次第に箸だけで食べようとするけれど、粗い刻み食のため、それでは食べにくい。次第に見かねてスプーンを使って介助し始めると、当てにされてしまって、自分で箸を使って食べるものが少なくなってしまった。まあ、今日は花火もあるし、それまでには歯磨きも済ませておきたいから、甘いけどいいことにしましょう 歯磨きをしていて気づいたのは、左手で物を持つとなかなか離せなくなってしまっている。左手で持ったコップや入れ歯が手放せない。脳からの指令が上手く伝わっていないというか、脳が固まって硬直してしまったような印象だ。そんなところからも、水頭症の回復に関してはあまり確信がもてない状況は続いている。 待望の花火は、歯磨きの途中から始まった。予想通り、トマ女さんのベッドサイドの窓から、小さいけれどしっかり見えるでも集中力がないためか、せっかく花火が視野に入っても、なかなかそれを見続けようとしない。「見える」「きれい」などと感想も言ってくれるけれど、左空間失認の影響もあるのか、見たいものに視野を合わせられないのかもしれない。それでも、ベッドで上体を起こすだけで花火が見れるなんて…。そんな状態そのものが理解できないのかなぁ…などと思ってみたり。 観察していると、花火を見ているとき、トマ女さんの呼吸がや脈が少しだけど高くなって、意識が刺激を受けていることははっきり分かった。しばらくの間一緒にいて、少しでもトマ女さんの記憶に残るように、いろいろと話しかけながら見たのでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.08.15 17:12:40
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