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テーマ:介護・看護・喪失(5285)
カテゴリ:介護医療関係
今日、NHKの「クローズアップ現代」でやってましたね、「t-PAが使えない」って。
内容はやはりt-PAを使える病院を、東京などでは救急隊が把握していない問題を挙げていた。救急通信システムに含まれていないから?でも、受入れの可否は別途確認するだろうし、把握しようとすれば方法はあるだろうに…。むしろその情報のなさによる、ターゲット病院の絞込みの難しさと、それらに断られた場合、他の病院を探すことが難しいこともあるらしい。 札幌市では医師や救急隊などで直接ミーティングをして、連携方法を探っており、来年辺りから実施予定とか。倉敷では川崎医科大が中心となって、脳卒中のスクリーニングシートを作り、点数化された症状で病院とやり取りをして、t-PAの実績を上げているという。 東京は病院数も多いため、連携方法も複雑で、そのためt-PA使用件数は全国平均以下という問題が顕在化している。脳卒中に関する救急隊の教育は遅れているという。 ゲストの医師は「自治体に動いてもらわないと」と強調し、「脳卒中担当者を作ってでも」とか言っていた。しかし、救急の問題は脳卒中だけではない。妊婦搬送の問題は、かかりつけ医がいない人だけの問題ではないことも、別番組で報道されている。 医師数、救急搬送先を決めるシステム(方式)の問題がこれだけあるのだから、救急制度そのものを考え直し、構築しなおす必要があるのかもしれない。 先週、フランス系製薬会社の日本支社長のコメントとして、「救急車の有料化」という意見が新聞(確か日経夕刊)にあった。フランスでは有料だという。いくらかかるかは気になるところだが、本当に必要な場合に、最短で適切な医療を受けるため、そして本当に意味のある救急医療のあり方を考えると、それもありなのかもしれない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.10.30 01:31:20
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