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テーマ:在宅介護(1594)
カテゴリ:介護医療関係
数日前のことだが、介護施設での悲しい事故がまた起こってしまった。
この連日の猛暑の中、送迎車に8時間以上放置して、80歳代の女性を死亡させてしまったというもの。 普通に考えたらありえない話、のはずである。 70歳という運転手一人に任せていた送迎にも、もちろん問題はあるが、受入れ側のデイサービス施設のスタッフも大問題である。 その日に来られる利用者の人数確認が全くなかったらしいばかりでなく、その方の存在そのものに、普段からどれだけ注意が払われていなかったかということまで想像できる。 休みの連絡の有無の確認や、いつもいるはずの人がいないことへの疑問、そして食事が一人分余ったであろうに、ここでもおかしいと気づき、問題発見に至ることがなかったということだ。 トマ女さんが利用しているデイサービスでも、小さな事故や不注意は時々ある。 最大だったのは、去年の肋骨骨折。これは通常2人で行なう入浴介助を、1人で行なったためであるという説明を受けている。そしてこの事故後の対応は誠意を持ってして頂いたし、何よりもその後、トマ女さんへの注意が徹底して払われるようになっている。 一方、もう一軒のデイサービスでは、小さな不思議が最近いろいろと発生している。入浴後の着替えはいつもどおり鞄に入れてあったのに、なぜか全て同じものを着て帰ってきたり、使用後の歯ブラシが汚れたままケースに入って戻ってきたり、その次には口の中におやつばかりでなく、昼食のおかずがいっぱい入ったまま帰ってきたり(この日は当然歯ブラシはきれいなまま)、そして毎月の献立表が請求しないともらえないことが多いことなど、まさにいろいろ。 口の中の食物以外は、些細なことともいえるけれど、こうもいろいろあると、施設の体制に何か問題が潜んでいる可能性があるかも、といえるかも...。だから、うるさい利用者かもしれないけれど、今後の注意喚起のために、こうした小さな不具合を連絡帳にいちいち記入して、施設の方と共有化している。 いろいろと工夫がなされた素敵なデイサービス施設だからこそ、何かある前に問題はつぶしておくべきというのは、あらゆる業務に共通なことだから。 そして何よりも、朝、元気に送り出したのに帰って来ないなんて、家族にとっては受けとめ難い辛すぎることなのだから。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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