|
テーマ:介護・看護・喪失(5317)
カテゴリ:グリーフケア
お盆が無事(?)終わりました。といっても、お飾りを完全に片づけるのは明日になるけれど…。
お仏壇もなかった我が家にとっては、全てが初めてのことばかり。 まずは七七日の法要と前後して、新盆合同法要の案内が届き、これに参加させてもらうことに。このお寺さん、葬儀屋の紹介でトマ女さんの戒名をつけて頂いたのと、お通夜・葬儀の読経をし頂いたところ。ひとつの縁だし、トマ女さんがあの世とこちら側を迷わず往来してもらうためにも、新盆までお世話になろうというという気持ちもある。 一方父は、折込み広告で入った地元の別の葬儀屋の「お盆セミナー」に参加。ひととおりのことを確認し、資料を私に手渡して、あとは「お前に任せる」と一言。 というわけで私はネットと、いくつかの仏具屋、百貨店などを回り、お提灯を始めとするお盆グッズの情報収集。細かいものがいろいろあるので、お店でくれる一覧になった紙が便利だったり、新盆は7月1日から飾り始めるということを、「初めて帰ってくる仏さんが迷わないように」と、こちらも何となく腑に落ちる説明をしてくれたところなど、それぞれ勉強させてもらいました。 牛・馬は八百屋さんで藁作りのものが売ってると、伯母が早めにおしえてくれたものの、おがらやまこももあるので、早めに仏具屋で買い揃え、ほうずきは百円ショップの造花に細工して飾り付けた。 実際7月に入ると、スーパーに牛・馬はじめ、盆花などが出始め、7日くらいからは花屋さんにもほうずき、その他のお盆グッズを置いてるお店も出てくることが分かった。去年までは全く気づきもしなかったのですが…。 13日午前中にお墓参りをし、お供え用に桃を買って帰り、お団子作り。これはお団子好きな父が、とても気にしていたから。調べてみると、上新粉と白玉粉を半々(または柔らかくするのに白玉粉を多め)にして、蒸さずに仕上げる方法もある。お供え用にした残りは、みたらしあんも作り、しっかり頂きました。 迎え火を炊き、夕闇が迫ってお提灯に火を灯すと、本当になにか不思議な気分に。トマ女さんが少し近くから見守ってくれているような感じがしてきた。 その後のお供えも、食べる人がそんなにいないので、ほどほどに精進風料理や素麺、トウモロコシ、枝豆などを用意。父は暑い中、お盆中はしっかり毎日来てくれたので、お供え用と称して作ったものを、それぞれおすそ分け。 16日も送り団子を作り、お供えの残りを冷ぜんざいのパックと一緒に小豆団子として食べたら、父はようやくほっとした様子。 お盆などは残った人々のためとも言うとおり、父の中でお盆を無事にすませ、一段落できたという様子がうかがえたことが、何よりも一安心なこと。 「トマ女さん、ありがとう」と感謝の気持ちで、遅めの送り火を炊いて締めくくった。お提灯の不思議な灯りに包まれて、寂しいことには変わりないものの、いつもと何か違う感覚の残る4日間でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.07.26 10:33:38
コメント(0) | コメントを書く
[グリーフケア] カテゴリの最新記事
|