「私と小鳥とすずと」
金子みすゞ童謡集 第1集 1994,8,31第1刷2005,8,11第82刷JURA出版局/1903(明治36年)4,11今の長門市仙崎生まれで、大正末期に活躍し西條八十に「若き童謡詩人の巨星」と天才詩人と称賛され1930.3.10(昭和5)26歳没。お魚「海の魚はかわいそう。お米は人につくられる、牛はまき場でかわれてる、こいもお池でふをもらう、けれども海のお魚は なんにも世話にならないし いたずら一つしないのに こうしてわたしに食べられる。ほんとに魚はかわいそう。大漁「朝やけ小やけだ 大漁だ 大ばいわしの大漁だ 浜は祭りのようだけど 海のなかでは何万のいわしのとむらい するのだろう。」さかむけ「なめても、すっても、まだいたむ べにさし指のさかむけよ。おもいだす、おもいだす、いつだかねえやにきいていたこと。「指にさかむけできる子は、親のいうこときかぬ子よ。」おとつい、すねてないたっけ、きのうも、お使いはしなかった。かあさんにあやまりゃ、なおろうか。」など60篇ほどで 女、子供心なのか 永遠のベストセラーで今更新鮮な感動を覚え童話や民話に繋がる昔話ではない。