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カテゴリ:dream or 井戸端会議
五木寛之・著、1932(昭和7)ー福岡県 生、鎌倉 住、早大露文卒、平成19年初版発行、角川書店、250頁、月間ラジオ深夜便に掲載された一部で三部までの続編も。生れた時から傍にはいつも歌があり、その哀楽を愛唱として仕事としても深い関わり合いの思い出を綴る。世界大恐慌の後、不景気のどん底のなか初めて聴いた歌が 影を慕いて で生後すぐ親の仕事で朝鮮半島に渡り外地の歌を聴きながら育ち戦時下は軍歌から流行歌で励まされABCDラインの封鎖線のなか生きながらえ母親は病気で亡くし父親と弟妹と終戦により如何にか這う這うの体で帰郷出来、中学は三度転校しながらも八女の福島高から早大に入学しながらも続く生活苦はの日々で 津軽のふるさと で閉じる。本好きな文学で身を立て今日までのご活躍と地位を。約50曲の詞を本書でも紹介しており、なかでも個人的にも印象に残った曲は引き揚げ船で聴いた リンゴの唄 と合格した頃のラジオ歌謡 あざみの歌 で、まさに余は歌に連れてかな
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