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最近は、社会心理学に関心を持って、いろいろと情報を得ています。
争いが何故起きるのか、争いを解決するきっかけを作るには、など、 業務と密接に関係し、個人的に重要なテーマになっています。 さて、今読み終えたのは、「2日で人生が変わる箱の法則」という本です。 解説するのはちょっと難しいのですが、概要は以下の通りです。 争いのきっかけの一例として、家庭でよくある、妻が夫に家事をやって 欲しいとお願いすることに対する、夫の反応がある。 夫の反応(言い訳)として、 (1)「やろうと思ったが、やりたくなかった」 (2)「やろうと思って、やりたかったが、できなかった」 という2つのパターンがある。 (1)は、夫は、自分の気持ちに背いているということ (2)は、夫は、自分の気持ちに背いていないということ (1)をより詳しく見ると、 ・夫が自分の気持ちに背く→自分を正当化する(正当化という箱を作る) →夫にとって都合の良い言い訳を作る→妻を物として見る →夫婦が敵対的になる ・夫が自分の気持ちに背く→自分を正当化する(正当化という箱を作る) →妻が夫の正当化に反対する→夫婦の怒り・恨み というように負の連鎖に陥ってしまう。 (2)については、 ・妻は夫を人として見る→正当化はいらない ・妻は夫を人として見る→夫の長所・短所をとらえられる というように、連鎖することがない。 結論として、 「人を物として見るのではなく、人として見ること」 「人をむりやり変えることはできないが、正当化という箱から 抜け出せるように手助けすることはできる」 「その手助けとは、正当化という箱の中にいるということに気づかせること、 あるいは、その箱の外に出られるように手を差しのべることである」 「自分が何らかの箱の中に入ってしまっている、という状態に気づくことで、 箱から抜けだしやすくなる」 経験上、なんとなくやっていることのような気もしますが、社会心理学的には このような説明になるのでしょうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.09.27 23:52:00
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