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September 30, 2007
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テーマ:海外生活(7779)
カテゴリ:カテゴリ未分類
ショコラ


上の息子の卒業式については「虹の立つ国」に書いたが、こちらではその帰りに連れて来た小さな居候の事を紹介しておこう。
NZWの皆さんはショコラの事を覚えおられるだろうか?
以前に何回が登場した事のあるワイヤー・ヘアード・ミニチュア・ダッチハウンドである。
もともとスミと同じ様に我々家族が飼っていた犬だが、離婚でスミは小生が、ショコラはEx-wifeが引き取り現在に至っている。

この小さな居候がこちらに来るようになったのには、一寸した訳がある。
本来息子の卒業式には母親が出ると思っていたのだが、なぜか彼女は式を控えて8月から長期欧州旅行へ行ってしまう。
なぜこの時期に?と首をかしげるのは小生だけではなかったようだが、彼女が戻ってくるのは11月はじめとの事。
息子の日本行きも決まり、バタバタと慌ただしくなった頃からショコラの様子が変になって来たらしい。

敏感な犬なのでどうやら母親の長期不在、息子が何処かへ(日本に)行くと察したらしい。
食欲がなくなり、つれて元気もなくなり階段の上がり降りさえ出来なくなってしまう。
此れを見て息子が「こんな状態ではケンネルには長期預けられないから、親父のところへ連れて行ってやって欲しい」と頼んできた。
母親は最初反対したらしいが、最後は息子の説得に負けショコラはこちらに来る事に。

ショコラを迎えるにあたり、最初に小生がした事は塀の下の地面との隙間を何かで埋める事。


スミは大きい犬だったし、穴を掘らない犬だったのでこんな事は一度も気にした事はなかったが、ショコラは体が小さいし穴掘り犬でもあるので隙間という隙間を埋めてしまわなければならない。
息子曰く、自分の家でも塀の下の隙間から何回か脱走したらしい。

さて、この居候君。
こちらに来て4日になるが、何せ今まで室内犬として飼われていたので、一日中外に置いておかれた事がない。

実はスミが居なくなってこの方、我が家の庭は近所の猫共の通り道となっている。
後ろの家の飼い猫でWhitey(真っ白のフワフワの猫。わりと人に慣れている)。
同じくジンジャー(ジンジャーの猫で漫画のガーフィールドそっくりの下半身デブ
何処の飼い猫かわからないが、このほかに黒(頭の先から尻尾の先まで真っ黒でマスカット色の目をした用心深い奴)
そしてもう一匹一寸若いタイガー(見た目アメリカンショートへヤーみたいな感じのハンサムな奴)。


こんな奴らが好き勝手に我が家の庭を闊歩していたところにショコラの登場である。
これらの猫達との接近遭遇は十分に考えられるし、他にも色々な音とかするだろう。
よって、私が夕方勤めから戻ってくると、ワンワン、キャンキャンと一頻り文句の嵐!
「なぜ、僕をこんなに長い間外に置いていった?」「腹が減った!」「喉が渇いた!」など等、犬語は判らなくてもそこは以心伝心で何となく彼の文句が判ってしまう。

夜は小生より早く寝付き、朝は小生より遅く起きてくる。
夜中に小生の布団から出たり入ったり。
休みの日の朝は小生が起きるのが遅いといって人の鼻を齧ったり耳を舐めたり。
食事は作ってやらないといけないし、手間も掛かるけどやっぱり犬は可愛い。
今も後ろのベッドで「ヘソ天」で寝ている。
短い間だけどこの居候に楽しませてもらおう。



WB





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Last updated  September 30, 2007 08:30:19 PM
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