■■■写真で見るライカ X バリオが掲載■■■
デジカメWatchに、写真で見るライカ X バリオが掲載されています。 「ライカ X バリオ」はAPS-Cサイズの有効1,620万画素CMOSセンサーと、35mm判で28-70mm相当の2.5倍ズームレンズを搭載した、最新のコンパクトデジカメですね。液晶画面はようやく三型92万画素と、人並みのスペックになりました(^_^;)。 既に販売されている「ライカX2」のズームレンズ版です。と思っていたら、両機種を並べた画像を見ると、「ライカ X バリオ」は意外に大きく、単純に「ライカX2」にズームレンズを搭載したわけでもないようですね。 「ライカ X バリオ」の大きさは「M型ライカ」よりは小さく、「ライカX2」よりは大きいと、両機種の中間的な存在です。 しかしズームレンズ部分は圧倒的に大きく、傾向性はやや劣ります。と言ってもズームレンズを搭載したミラーレスデジタル一眼などと較べても、デジカメとしては常識的な大きさですね。 「ライカ X バリオ」の作例はマップカメラのKASYAPA for LEICAに掲載されています。開放F値の暗いズームレンズを搭載しているので、ボケを生かした撮影というのはちょっと難しいですが、APS-Cサイズのイメージセンサーを搭載したミラーレスデジタル一眼並の画質でしょうか。ズームレンズではややライカの個性が出にくい感じがします。 よく似たスペックのデジカメは、やはり「RICOH LENS A16 24-85mm F3.5-5.5」が挙げられます。「ライカ X バリオ」は鏡胴のズームリングでズーム操作をしますが、「RICOH LENS A16 24-85mm F3.5-5.5」はあまり操作性が良くない電動ズームでの操作になります。 残念ながら「RICOH LENS A16 24-85mm F3.5-5.5」は人気がなく、かなりお手頃の価格となっています。「ライカ X バリオ」の楽天市場最安値は、マップカメラ楽天市場店で税込324,000円と「RICOH LENS A16 24-85mm F3.5-5.5」の10倍近い価格ですが、価格相応の画質が得られるかと言うと、必ずしも価格と比例しないと思います。 「ライカ X2」は比較的コンパクトなボディにAPS-Cサイズの大きなイメージセンサーと、Mマウントの高性能な単焦点レンズを彷彿させるレンズを搭載したのが魅力だと思います。 「ライカ X バリオ」はズームレンズを搭載し便利になったと思いますが、M型ライカのイメージから少し外れてしまいました。価格が「ライカ X2」並なら興味を持つ人もあろうかと思いますが、今の価格では少なくとも日本では販売は厳しいと思いますが、どうなるでしょうか。